プリンテナの SWR を測る

　RIGOL DSA-815TG とリターン・ロス・ブリッジを使ってプリンテナの SWR を測ってみました。

初めにリターン・ロス・ブリッジの特性を測ってみました。
SMA J-J の中継コネクタでノーマライズを行い、リターン・ロス・ブリッジにつなぎ変えて特性を見ます。


さすがに 1GHz を超えてくると特性が悪くなってきます。
50Ωのダミーロードを繋いでみると

これはあまり特性が良くないですね。 でも、1.2GHz あたりでも -20dB くらいはありそうなので、プリンテナを測ってみます。
プリンテナをつなぐと


特性がブロードだけど、-9dB くらいはありそうです。
ここで、DSA-815TG が持っている SWR 測定機能を使ってみます。
プリンテナを外して、測定系のキャリブレーションをします。

そして、プリンテナを繋いで SWR を測定

だいたい SWR が 2 ぐらいです。
本当かなとも思いますが、塔ヶ岳や檜洞丸から都内に 59 で届いている事からそこまで良くはなくてもそれに近い事にしておきます。 これは測定系に自信がないので思ったより良い値になっているのではと見てます。
なにしろ 5 エレなのにあてずっぽうに東京方面へ向けると信号が入り、ビームの切れも感じませんので。

プリンテナのラジエータ部です。


取説の図に合わせて真鍮線を曲げました。