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Raspberry Pi 3 + USB Audio Adapter による DireWolf / Xastir の運用(その1) [APRS]

 Raspberry Pi 3 と USB Audio Adapter による DireWolf と Xastir の運用、その1、準備編です。

まず、Raspberry Pi 3 と USB Audio Adapter がちゃんと動くかの確認です。
USB Audio Adapter は3種類用意しました。
① Sound Blaster
② Logitech
③ 3D Sound(Amazon で売ってた中国製ノーブランド)
このうちヘッドフォンから音が出たのは②の Logitech の製品だけでした。
①と③はエラーが発生して音が出ません。
① の認識状況
2017-01-06-163335_1024x768_scrot.png
② の認識状況
2017-01-06-175125_1024x768_scrot.png
認識のされ方にまったく差はありませんが、①は全く音が出ないのに②は WAV ファイルも MP3 ファイルも問題なく聞く事が出来ました。 この違いは使っているオーディオ・チップの違いだと思います。 設定やドライバーを探せば動かせるとは思うのですが、まずは何もしなくても動いているものを優先して先へ行きます。
音が聞こえたので、音の入力も動いているだろうと判断してソフトの準備をします。

今度は、Software TNC、Dire Wolf と Xastir のインストールです。
最新版を使うにはコンパイルとインストールが必要ですが、パッケージがあるのかを探してみます。
2017-01-06-175829_1024x768_scrot.png
ありましたので Dire Wolf からインストールします。
2017-01-06-180041_1024x768_scrot.png
バージョンがかなり古いですね。 これは後でコンパイルとインストールに挑戦した方が良さそうです。
今度は Xastir のインストールです。
2017-01-06-180501_1024x768_scrot.png
これで道具はそろったので、あとはオーディオを取り込めるソフトを使ってマイク入力の機能確認をして Dire Wolf と Xastir を UDRC を参考に設定すれば安価な APRS システムが完成するはずです。
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kittyhawk

ktmさま
こんばんは。
Kittyhawk/JE7JCXです。

ラズベリーパイ3での温湿度測定を卒業し、次は受信専用APRS i-Gate構築を考えています。
(2台有るラズベリーパイ3の1台は、動体検知カメラで使っています。将来的には無線LANが届くところに住んでいる両親の監視用にと。)

□ハードはラズベリーパイ3とUSBオーディオデバイスとリグがあればOKでしょうか。
□ソフトは書かれおりますように、ラズベリーパイ3にDire WolfとXastirを設定すれば宜しいのでしょうか?

今はTH-D72単体+リニアで親友i-Gate向けのDigiをやっています。
ラズベリーパイ3でエコーリンクも考えましたが、以前TM-D710でやっていたときに利用者が無いので止めました。

とりとめない内容ですが、教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。
by kittyhawk (2017-01-28 23:04) 

ktm

Kittyhawk / JE7JCX 様
ハードは Raspberry Pi 3 が良いです。
Direwolf を動かすにはハードウェアでの浮動小数点演算ユニット(FPU)が必須なのと、C コンパイラがそれをサポートしている事が必要です。
オーディオ・インターフェースは USB オーディオで良いのですが、今のところ私が成功しているのは UDMC-II だけです。 これから他の物でも試していく予定です。 リグは基本なんでも大丈夫だと思います。 こちらでは消費電力を考えて VX-3 か HamShield にしたいと考えています。
受信専用の i-Gate なら Xastir は必要ありません。
Direwolf だけでデジピーターと i-Gate の機能を持っています。

まだ Direwolf 1.3 のコンパイルが成功していないので、私はそこからです。
UDMC-II は、メーカーが対応した OS、compass を出しているので、それと、それに特化した Direwolf をダウンロードして直ぐに動かす事が出来ました。 でも、ハードウェアが高いので、普通の USB オーディオ・デバイスで動かしたいとごちゃごちゃやってます。
これからもいろいろと情報交換させてください。
よろしくお願いします。
by ktm (2017-01-29 16:08) 

kittyhawk

ktmさま
こんばんは。
早速の返信ありがとうございます。

事情了解です。まずはDirewolfを調べて見ることから始めます。
名前も初めて聞くレベルですので。
(汗)

わからない事があればまたお邪魔させていただきます。

では失礼します。
by kittyhawk (2017-01-29 18:55) 

kittyhawk

ktmさま

こんばんは。
一昨日USB SDRが届きましたが、この小さな変換コネクタは持っておらず。
先にWindowsで動かしていた親友のローカル局のところへ、変換を借りに行ってきました。
(私のはアマゾンで発注はしていますが、納期が水曜日頃と。)

Windows7でのドライバインストールが面倒でしたが、144.66+ディスコーンアンテナで、受信は異常有りませんでした。

肝心のラズベリーパイ3側ですが、そのまま挿しても認識しています。またRTーSDRはインストールしましたが、そのまま起動しようとしたらファイルが無いと言われ、「あーDire Wolfがまだだ!」ということで、今Raspberry-Pi-APRS.pdfをネットで見つけ、Dire Wolfのインストールにとっかかりました。
でも、OSのダウングレードをしなければならないのですが、これは今晩終わらないでしょう。このままにして明日以降Dire Wolfのインストールにはまることとします。

取り急ぎ報告まで。。。
by kittyhawk (2017-02-05 21:15) 

ktm

Kittyhawk / JE7JCX 様
Dire Wolf は Yahoo Group にサポート・フォーラムがあります。
英語ですが、数少ない情報源になっています。
参考までに。
by ktm (2017-02-06 09:34) 

kittyhawk

ktmさま

こんばんは。

アドバイスありがとうございます。
行き詰まったら覗いてみます。
(問題は英語。)

以上取り急ぎ。
by kittyhawk (2017-02-06 21:00) 

kittyhawk

ktmさま
こんにちは。

群馬東京出張等が有り本日ようやく稼働にこぎ着けました。
が、色々問題が。

一つ目は、海外のネットを探しエラー原因が電源容量不足というのがわかり、ACアダプタを交換で解決。

それで稼働を始めたのですが、aprs.fiにはJE7JCX-10の情報は流れているものの、RFを受信できていない気がします。家のまわりを稼働確認済みのVX-8Gを持って歩いても受信しません。
気になるのは二つの文章。

1)Tuned to 144912000 Hz.
↑これは144.66MHzを受信していないような気がするのですが。

2)Connected to AGW client application 0...
Ready to accept AGW client application 1 on port 8000 ...

これの意味がイマイチわからないのですが、とりあえず受信周波数を144.66MHzにするにはどうしたら良いのか、それを今探しています。

情報をお持ちでしたらご教示お願い申し上げます。



by kittyhawk (2017-02-11 14:20) 

kittyhawk

ktmさま
参考までに稼働直後のターミナルに表示される文章です。
長文すいません。

pi@raspberrypi:~ $ rtl_fm -f 144.66M - | direwolf -c sdr.conf -r 24000 -D 1 -
Found 1 device(s):
Dire Wolf DEVELOPMENT version 1.4 G (Feb 11 2017)
Includes optional support for: hamlib

Reading config file sdr.conf
Audio input device for receive: stdin (channel 0)
Audio out device for transmit: null (channel 0)
Channel 0: 1200 baud, AFSK 1200 & 2200 Hz, E+, 24000 sample rate.
Note: PTT not configured for channel 0. (Ignore this if using VOX.)
Ready to accept AGW client application 0 on port 8000 ...
Ready to accept KISS client application on port 8001 ...
Use -p command line option to enable KISS pseudo terminal.
0: Realtek, RTL2838UHIDIR, SN: 00000001

Using device 0: Generic RTL2832U OEM
Detached kernel driver
Found Rafael Micro R820T tuner
Tuner gain set to automatic.
Tuned to 144912000 Hz.
Oversampling input by: 42x.
Oversampling output by: 1x.
Buffer size: 8.13ms
Exact sample rate is: 1008000.009613 Hz
r82xx_write: i2c wr failed=-9 reg=0b len=1
rtlsdr_demod_write_reg failed with -9
Sampling at 1008000 S/s.
Output at 24000 Hz.

Now connected to IGate server sapporo.aprs2.net (211.132.61.243)
Check server status here http://211.132.61.243:14501

[ig] # javAPRSSrvr 3.15b08
[ig] # logresp JE7JCX-10 verified, server T2SAPPORO
[ig] JE7JCX-10>APDW14:;JE7JCX-10*111111z4017.54NR14049.76E&RX-Only I-Gate 144.66 1k2bps


by kittyhawk (2017-02-11 14:23) 

kittyhawk

ktm様

こんにちは。
色々貼り付けてすいません。

結論からすると解決し、家の前をうろついていたVX-8Gがaprs.fiに流れました。

2つ3つエラーが出ていましたが、
1)使用するインターフェースでi2cをオンにした。
2)SDRドングルをラズベリーパイ3にハブをつないでそこに挿していたものを、ハブを撤去。(ハブの電源はラズパイ3から取るタイプ。)

した結果OKとなりました。

お騒がせしました。

あとはブート時に自動起動させるファイルを書いて完成です。

知り合いの局のところへ設置し、鹿角市内のAPRS 1200側を強化しようと思っています。もう2台3台買わなきゃ。。。
(汗)

以上取り急ぎ。
by kittyhawk (2017-02-11 17:32) 

ktm

Kittyhawk / JE7JCX 様
Dire Wolf DEVELOPMENT version 1.4 G (Feb 11 2017)
                         ↑
1.4 G の make が出来たのですね。 素晴らしい。
こちらでも試してみます。
> 1)Tuned to 144912000 Hz.
> ↑これは144.66MHzを受信していないような気がするのですが。
RTL ドングルを使っていないので、こちらは分かりません。
> 2)Connected to AGW client application 0...
> Ready to accept AGW client application 1 on port 8000 ...
こちらは Dire Wolf が TNC のクライアント・ソフトウェア側と port 8000 を使って通信する準備が出来たとのメッセージです。
こちらでは Rig ⇔ Audio 信号 ⇔ USB Audio ⇔ Dire Wolf ⇔ Xastir
と繋いで動かしています。 この Dire Wolf ⇔ Xastir 間の通信に port 8000 を使っています。 ホストは local host です。
こちらでは UDMC-II の制御に I2C を使っているので I2C をオンにしないといけないのですが、RTL ドングルからオーディオ信号を直接取っているなら I2C は関係ないようにも見えます。
USB Hub を使う場合、一度、Hub なしで直接つないで動作させてから使うと動く場合を Windows では経験しています。 詳しい理由は分かりません。 経験則です。
自動起動は先のフォーラムでも話題になっています。
こちらでは Dire Wolf が動き出してから Xastir を起動する必要があるので、まだ自動起動までは考えていませんでした。
HamShield の TSS 保証認定を取っている最中なので、免許が下りるまでに Rig を FT-897D から HamShield に切り替える予定です。
iGate が無事に動いて良かったですね。
JAPRSX-BBS 1 に JH4XSY/1 OM が Dire Wolf と Xastir の事を書かれています。 参考までに。

by ktm (2017-02-12 03:02) 

ktm

HamShield は KISS モードを実装できるので、Rig + TNC(1200bps)の役割を果たす事が出来ます。
この場合、HamShield ⇔ Serial Cable ⇔ RPi 3(Xastir)で APRS 運用ができるはず。 そのうち、これも試してみたいと妄想中です。
by ktm (2017-02-12 03:20) 

kittyhawk

ktmさま

おはようございます。

早速の返信ありがとうございます。
今朝までは安定運用しています。

周波数144912000 HzはLo周波数みたいですので、これは良いとして。

残りAGWのポート8000の件は海外のHPをみるとDirewolfは使ってないから0に!というHPもみました。あとで試してみます。

それとビーコンを受信すると、144.66の表記は正しくない、144.660にすべきって赤字で毎回コメントを吐きます。
これも少しうるさいなあと思っていて、プログラムの中身をみてあとで止めようかなと思っています。

色々アドバイスありがとうございました。


by kittyhawk (2017-02-12 08:29) 

kittyhawk

ktmさま

こんばんは。

USBハブを再現実験してみました。
やはりハブを使うと、SDRはOS起動時に認識するモノのDirewolf起動でエラーを吐きます。
ハブを外すと正常に起動します。

ハブを使うなら別電源タイプにしないと駄目かも!

残りはi2c、追って確認します。

以上取り急ぎ。

by kittyhawk (2017-02-13 21:02) 

kittyhawk

ktmさま

こんばんは。

AGWとKISSのエラーを吐く件、設定をコメントアウトして稼働させてて24時間、今のところ異常は有りません。

しばらくこれで運用してみます。

ラズベリーパイ3+SDRドングルのレスポンスが良いのか、JA7JR-3のデジを全て受信していて、ここからネットに流れています。
本当ならJA7NR-10が受信するべきなのでしょうが。
俺の電波を受信するなってならなければ良いのですが。。。

以上取り急ぎ。
by kittyhawk (2017-02-15 18:24) 

ktm

Kittyhawk / JE7JCX 様
無事に稼働できて良かったですね。
もし Dire Wolf の make で困った時には相談させてください。
by ktm (2017-02-16 09:52) 

kittyhawk

ktmさま
こんばんは。

連続運転で不具合がでれば困るので、/etc/crontabを編集し、
毎日3時にラズベリーパイ3を再起動
毎日3時5分にSDRとDirewolfを起動
と言うのを今朝からやりました。

今のところ順調に動いています。

起動だけはまだコマンド入力ですが。
(汗)

これで本格的にTH-D72が空いてしまいました。APRSのハンディは他にVX-8Gも有りますが、今までD72→デジ用 VX-8G→持ち出し用で使い分けていました。D72はキャリングケースも売ってないですしね。

頃合いを見計らって、2台目製作に取りかかりましょう!

by kittyhawk (2017-02-17 18:02) 

ktm

Kittyhawk / JE7JCX 様
いつ行けるか分かりませんけど、鹿角市に行ける時がありましたらば利用させていただきます。
7 エリアでサービス範囲が広がると良いですね。
by ktm (2017-02-18 10:54) 

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