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K-201 One Tube Regenerative Radio Kit の作成 [SWL]

 K-201 One Tube Regenerative Radio Kit を作りました。

このキットは伊豆で行われた JARL QRP Club 懇親会のオークションで手に入れてきました。
このキットを欲しかった理由は、キットに入っているマグネチック・レシーバーが欲しかったのと以前に作った 4SQRP Club の Ozark Patrol と再生受信の機能を比べる為です。
Ozark Patrol での受信音はこちら(Ozark Patrol で短波放送を聞く)にあります。
Ozark Patrol の場合、聞いているうちにだんだんと調整がズレていき、その度に調整し直さないといけません。それが真空管の再生受信回路ではどうなのかを比較したいと考えていました。
〔完成形〕
完成写真がこれです。
DSC06599.JPG
〔受信音〕
その1

その2

こちらはいわゆる 0-V-0 なので、レシーバーにデジカメのマイクを向かい合わせに置いて録音しました。やはり真空管の方が再生がかかる範囲が広く、調整もしやすいです。あとは電池の持ちが心配ですけど。
※ 追記
やっぱり電池の持ちは悪いですね。006P があっという間になくなります。
並列動作か外部電源が必要そうです。
それと、さすがに電池管です。使っている 1G4 はヒーターの点燈も見えないし、触っても全然熱くありません。電池管を使うのは初めてなので新鮮な感覚です。

〔作っているところ〕
木のブレッドボードに部品位置のシールを貼ります。
DSC06590.JPG
バリコンと再生 VR を取り付けます。
DSC06593.JPG
コイルを巻きます。
DSC06594.JPG
抵抗とコンデンサを取り付け、配線をします。
DSC06595.JPG
で完成。
〔動作確認〕
動作確認にはグリッド・ディップ・メーターを使いました。
DSC06598.JPG
まず、コイルとバリコンの同調範囲を調べます。およそ 520kHz から 1550kHz まで同調します。
次に、電池と真空管を接続しておかしな電圧になっていないかを確認します。
B 電圧は、DC-DC コンバータで 36V になっています。
次に、グリッド・ディップ・メーターに変調をかけて、受信してみます。
これも同調範囲の最大、最小、中間で確認してみました。
いよいよアンテナを繋いで中波を聞いてみました。
AFN、TBS、ニッポン放送が聞こえました。無事、完成です。
〔おまけ〕
学生時代に買った半田がいよいよなくなりそうです。
DSC06596.JPG
DSC06597.JPG
ものは千住金属工業のものです。大学の時に秋葉原で買いました。かれこれ40年くらいかけて使った事になります。
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ys_oota

おおー、面白そうですね。しかし、40年も同じ半田とはすごいですね!と思いましたが、私もすでに20年くらい使っていることに気づきました。(;^ω^)
by ys_oota (2017-12-09 00:25) 

ktm

ys_oota 様
いつもご訪問いただき、どうも有り難うございます。
学生の時は研究室の装置を作っていたので毎日半田付け作業をしていました。それで 1kg を買ったのですが、卒業してからは半田ごてなど持たずに定年まで来てしまいました。
やっと完了時期が見えてきましたね。
でも、アメリカのアマチュア無線機のキットを買った時に新たに指定の半田も買っているので、こちらは墓場まで持って行けそうです。

by ktm (2017-12-09 02:50) 

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