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ハムフェア 2018 (その1)TS-890 [HF]

 先日、東京ビッグサイトで開催されているハムフェア 2018 に行ってきました。

今年の目玉は
① KENWOOD TS-890
② 八重洲 FTDX-101
③ ICOM IC-9700
でしょうか。

では、まず TS-890 からメモを残していこうと思います。
TS-890 は流行りの SDR 構成をとらずにフルダウンコンバージョンとして、第1 IF を 8.248MHz、第2 IF を 24kHz としたダブルスーパーです。
それでも最近の受信機として優れたダイナミックレンジを実現しています。カタログから拾うと
2kHz 離調時に
三次相互変調ダイナミックレンジ(3rd IMDR) 110dB
レシプロカルミキシングダイナミックレンジ (RMDR) 114dB
ブロッキングダイナミックレンジ (BDR) 150dB
という素晴らしい値を出しています。
ではその構成を見ていきましょう。
カタログから拾うとフロントエンドはこうなっています。
IMG_0006.jpg
TS-990 と比較してみると、
TS-990-1.jpg
プリセレクターが省略されています。ここはちょっと残念なところです。
そのあとはカタログに第2IFが 24kHz と書かれているだけです。このあとの構成は TS-990 ではこうなっています。
TS-990-2.jpg
第2IF 24kHz はあとの DSP に入っています。TS-890 でも同じ構成と思われます。
TS-990-3.jpg
TS-990 にあるサブ RX が省略され、代わりに最初の図にあるようにバンドスコープ用の受信部を持っています。第1IF 8.248MHz を 14bit/39MHz で AD 変換しています。この信号を FFT してバンドスコープを実現していますが、ここから DAC を繋げてサブ RX にもなるのになぜそうしなかったのかはよく分かりません。コスト的な問題かもしれません。
音はトリオの音が期待できて良いのですが、同じ価格帯に FTDX-101 があるので、少し厳しい感じがします。KENWOOD ガンバレ。
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