SSブログ

Sony ICF-5800 の検波ダイオードはゲルマニウム・ダイオードだった [SWL]

 先日、オークションで手に入れた ICF-5800 ですが、その後、英文のサービス・マニュアルもググって入手しました。

で、回路図を見ていてちょっと驚きの事実が。
なんと、AM 検波に 1T23 が使われ、FM 検波には 1T26 が使われています。
これ、ソニーがトランジスタやダイオードを作り始めた頃の型番です。
例えば、ソニーの歴史が書かれているソニーのサイトを見ると、
---- ここから引用 ----
1954年10月の末に、東京・日本橋の三越本店でトランジスタとトランジスタ応用製品の展示即売会を開いた。この時には、応用製品としてゲルマニウム時計、試作第1号のゲルマニウムラジオ、補聴器などを展示した。またトランジスタの2T-14型を4,000円、ダイオード1T23型を320円で即売することにした。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/1-06.html
---- ここまで ----
となんと昭和29年には販売されていたダイオードが使われているのです。
ICF-5800 自体は 1973年 昭和48年です。その時点で 19年も経っているデバイスを使っています。
まぁ、ソニーのダイオードをソニーのラジオに使うのですから、供給の問題もないし、検波回路だからゲルマニウム・ダイオードの方が向いているとは思いますが、すこし驚きました。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。