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HP53181 用プリスケーラ基板を試作してみた [Measuring equipme]

 Fusion PCB から届いた HP53181 用プリスケーラ基板を試作して、動作確認を行いました。

〔事前準備〕
事前準備として接続コネクタ、基板取り付け周りの確認を行います。
まずはケースを開けるところから。
前後のラバーのカバーを外し、トルクス螺子を外して後ろのエスカッションを外します。
DSC07622.JPG
底面のトルクス螺子を外して、ケースを引き抜きます。
DSC07623.JPG
取り付けるコネクタは 10Pin なので、このコネクタのようです。
DSC07624.JPG
基板を置いてみます。
DSC07629.JPG
〔基板組立〕
表面実装部品がほとんどなので、それ用のジグを使います。
DSC07630.JPG
まずは電源 IC を載せて、動作確認ました。ちゃんと 5V が出ています。
DSC07631.JPG
次にプリスケーラーの IC を載せます。ちょっとシルクがギリギリでした。
DSC07632.JPG
〔組込〕
電源コネクタが干渉するので、想定とは逆に取り付けました。次回の試作で修正するつもりです。
DSC07633.JPG
SMA コネクタの在庫が無くなっていたいので、暫定的に同軸ケーブルを直付けしました。
DSC07634.JPG
〔動作確認〕
まずは本来の CH.1 から動作確認してみます。
① 1MHz -30dBm
DSC07636.JPG
DSC07635.JPG
② 300MHz -20dBm
DSC07638.JPG
100MHz 以上は -20dBm にレベルを上げないとちゃんとカウントできませんでした。
でも、225MHz のスペックに対し、300MHz まで難なくカウントします。
DSC07637.JPG
今度はプリスケーラーの CH.2 に接続して測定してみます。
ちゃんとカウントしています。このプリスケーラーは仕様上、保証される最低周波数は 450MHz でしたが、それ以下でも動いてくれています。
③ 900MHz -20dBm
DSC07640.JPG
DSC07639.JPG
プリスケーラー側で測定できています。
④ 1GHz -20dBm
DSC07642.JPG
SG の上限周波数です。
DSC07641.JPG
プリスケーラー側、CH.2 で測定できています。
⑤ 1.2GHz ハンディ機での測定
1.2GHz に対応したハンディ機で 1296MHz を出して、それを先端開放の同軸ケーブルで受けてみました。
DSC07645.JPG
測れています。

これ以上高い周波数を出せる機器がありません。
ADALM-PLUTO なら 3.8GHz まで出せるので、PC アプリの使い方を調べて、次回に試せたらと思います。
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