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温故知新 トランスレス・ラジオ/受信機 極性検出回路、アンテナ・トリマ [Other]

 今度はCQ誌 1965年1月号の「受信機の作り方教室 受信機の試作」からです。

JA1FG OM が書かれたこの記事では、受信機の試作として高1中2、メカフィル、プロダクト検波、BFO、NL、Sメーターといった構成の受信機を取り上げて解説しています。
この記事で驚いたのは電源がトランスレスです。市販の5球スーパーにはトランスレスが多いですが、これはプラスチック・ケース、プラスチックのツマミで感電を防いで、コストを下げているからです。試作する受信機は金属ケースに入っています。なので、必然的に AC100V の極性検出回路が電源に付加されています。
この回路です。
トランスレス・チェック回路付き電源.jpg
ネオン管が点灯すればホット側が次の倍電圧整流回路につながり、コールド側がシャーシー・グランドに繋がっていて感電する事はありません。
昔はトランスが高価だったのでトランスレスも普通だったのでしょう。今は、逆にトランスが入手難でトランスレス受信機もありかもしれません。

それと高周波増幅段のアンテナ・コイルにはアンテナ・トリマが付いています。
アンテナ・トリマ.jpg
最近の受信機では見かけなくなりました。アンテナが正確に 50Ω になっており、±j0 なら不要なのかもしれません。オークションで手に入れた JR-599 にも PRESELECTOR の名称で付いています。SteppIR を使っていても、これを調整すると感度が改善されます。アンテナ・コイルに付いているので、RF ユニットの中にあり、延長シャフトでパネルまで延びています。




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