T41 5-BAND SDR TRANSCEIVER Low Pass Filter 測定治具とフィルター特性の不思議 [Measuring equipme]
T41 5-BAND SDR TRANSCEIVER Low Pass Filter 測定治具の特性を調べ、LPF 特性について考えてみました。
※ 51Ω でターミネートした写真を追加しました。
〔Low Pass Filter 測定治具の特性検証〕
DSA 815 の TG 出力と DSA 815 の入力をスルー接続のボードに接続し、測定環境のノイズフロアを確認します。
TG 出力を Off にし、RBW、VBW 共に 10kHz、スイープを 1MHz ~ 500MHz で見ています。
ノイズフロア は、80dB 取れています。
今度は、測定治具に繋ぎ変えて、同じようにノイズフロアを確認してみます。
測定条件は上と同じです。
同じように、ノイズフロア は、80dB 取れています。
今度は、スルーボードを使い、TG を On にして、ノーマライズします。そのあと、測定治具に繋ぎ変え、測定治具のそれぞれのコネクタに 51Ω の抵抗を付け、ターミネートした状態で測定治具の特性を見ています。
ターミネートしていても、50dB 程、TG の信号が漏れています。180MHz 以上では、その値が大きくなっています。つまり、この測定治具でまぁまぁ測れる範囲は 180MHz が限界という事です。
そこで、スイープを 1MHz ~ 200MHz に変更し、同じようにノーマライズをやり直して測った結果です。
180MHz まで 50dB 程 アイソレーションが取れていますので、これがこの測定治具の測定限界になります。
〔10m バンドの測定結果〕
-3dB が 32MHz、80MHz で -50dB という Low Pass Filter 特性になっています。
そこから上の周波数では、入力信号が出力側に漏れてきます。
上の 50Ω で終端した時と比べると、出力に入力信号が漏れており、これはフィルター基板による影響と考えられます。
ちなみに 互換性のある QRP Labs の Low Pass Filter kit の特性は以下の様になっています。
スパンが 0MHz ~ 100MHz と異なりますが、55MHz から上で信号が大きくなっています。
やはりちゃんとした特性の Low Pass Filter を作るのは難しいですね。
※ 51Ω でターミネートした写真を追加しました。
〔Low Pass Filter 測定治具の特性検証〕
DSA 815 の TG 出力と DSA 815 の入力をスルー接続のボードに接続し、測定環境のノイズフロアを確認します。
TG 出力を Off にし、RBW、VBW 共に 10kHz、スイープを 1MHz ~ 500MHz で見ています。
ノイズフロア は、80dB 取れています。
今度は、測定治具に繋ぎ変えて、同じようにノイズフロアを確認してみます。
測定条件は上と同じです。
同じように、ノイズフロア は、80dB 取れています。
今度は、スルーボードを使い、TG を On にして、ノーマライズします。そのあと、測定治具に繋ぎ変え、測定治具のそれぞれのコネクタに 51Ω の抵抗を付け、ターミネートした状態で測定治具の特性を見ています。
ターミネートしていても、50dB 程、TG の信号が漏れています。180MHz 以上では、その値が大きくなっています。つまり、この測定治具でまぁまぁ測れる範囲は 180MHz が限界という事です。
そこで、スイープを 1MHz ~ 200MHz に変更し、同じようにノーマライズをやり直して測った結果です。
180MHz まで 50dB 程 アイソレーションが取れていますので、これがこの測定治具の測定限界になります。
〔10m バンドの測定結果〕
-3dB が 32MHz、80MHz で -50dB という Low Pass Filter 特性になっています。
そこから上の周波数では、入力信号が出力側に漏れてきます。
上の 50Ω で終端した時と比べると、出力に入力信号が漏れており、これはフィルター基板による影響と考えられます。
ちなみに 互換性のある QRP Labs の Low Pass Filter kit の特性は以下の様になっています。
スパンが 0MHz ~ 100MHz と異なりますが、55MHz から上で信号が大きくなっています。
やはりちゃんとした特性の Low Pass Filter を作るのは難しいですね。