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1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キットを買ってしまった [SWL]

 年末に自分へのクリスマスプレゼントとして、ハムズ オフィスのHK-12 1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キットを買ってしまいました。

ハムズ オフィスのサイトにある説明では
◆ 高周波増幅+再生式受信+低周波増幅のワン・ヴィ・ワンの基本がわかる
◆ 中波放送と8-13MHzの短波帯が聞ける
◆ RF、同調2連+スプレッド(微同調)の2バリコン チューニングで短波受信を容易に。
◆ ベーク製直径30mmの完成コイル2本付属
◆ 6DC6、6BD6、6AQ5、6X4 MT管使用
とあります。
ここで、6DC6 はコリンズのリグの RF フロントエンドに使われているので有名な真空管です。

年末に届いていたので、お節を食べた後、部品の検品をしてみました。
送られてきたシャーシは加工と一部部品の組立が済んでいます。
〔前面〕
DSC07574.JPG
〔後面〕
DSC07575.JPG
トグルスイッチを連動させ、バンド切り替えに使っています。
キット開発者の思いが伝わるメカ機構です。
〔下側〕
DSC07576.JPG
部品を加工済みのシャーシーに当ててみると、一部、合わない部分があります。
① 真空管ソケットが 0.5mm 程 大きくて入らない
② アンテナ端子の形状と加工されている穴が合っていない
③ VR の周り止めを入れる穴がなく、ワッシャもない
④ タイトバリコンをパネルに止めると、ローターとステーターがショートする ⇒ 絶縁のスペーサーが要る
⑤ フューズホルダーの周り止めのノッチを追加工する必要がある
⑥ バリコンの軸がパネルに触れそうなので、気持ち広げたい
など、シャーシの追加工をしないと組立を始められません。
明日は QSO パーティーの合間にシャーシー加工をしてみようと思います。

抵抗も値を LCR メーターで測って、分類しました。
DSC07577.JPG
ソリッド抵抗がこんなにカラーコードの値からずれているとは思いませんでした。
カーボン抵抗の値を LCR メーターで測定しても、これほどずれている事は経験ありません。
まぁ、値が近いから使ってみます。

電源トランス、出力トランスも確認しています。ともに導通があり、断線はありませんでした。
コイルはアンテナコイルと再生検波コイルがあり、同じものを使っています。LCR メーターで測ると、微妙に値が異なります。バリコンも値が微妙に異なるので、複同調の組み合わせでどの組み合わせが良いのかを後で Excel で計算してみようと思います。
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べっちゃん

1-V-1いいですね、どんな音がするのでしょう。中学生の頃に並三を作ったことがあります。2020年の私の課題がひとつ増えました。
by べっちゃん (2020-01-03 10:00) 

ktm

べっちゃん 様
以前に作ったトランジスタの再生受信機 Ozark Patrol と電池管を使った再生ラジオ K-201 One Tube Regenerative Radio Kit を比べてみると、真空管式の方が再生がスムーズにかかり調整がやりやすい分だけ受信音が安定していて良かったです。
今回は RF 増幅が付いており、入力側の条件が安定するのでより安定な動作が期待できます。
こちらの資料
http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Radio/radio-gijyutu/comm-radio-QA.pdf
で、大御所 梶井 OM も
「私のDXは大低1-V-1です。0-V-1は,電話は少し混信するようですね。しかし,今のところ1-V-1で不自由感じていないんですよ。」
と仰られています。
でも、
「他の方面から考えた場合,1-V-2なら,1-V-2を完全にこなす場合に万人が使えない。梶井さんが聞こえても,他の熟練しない人が扱うと聞こえない。そういう人が多いんじゃないだろうか? そこなんだ。」
と菅 宮夫 OM に指摘されています。
まぁ、古い資料で今の時代に合わない議論も多いけど、参考になるところは大いにある資料だと思っています。
いろいろ雑用が合って、来週ぐらいからシャーシー加工を始めるつもりです。
by ktm (2020-01-04 13:02) 

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