LTspice で SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる(その2) [Simulation]
LTspice で SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる、その2です。
前回のシミュレーションから負荷を単純な抵抗負荷に替えて、シミュレーションしてみました。
今回は AC 解析をしています。
回路図はこれです。
シミュレーション結果です。
ゲインが 60dB、帯域幅が 67Hz ~ 23kHz になっています。
まずは、この回路を組んで、動作確認をしてみるつもりです。
これは年明けに試してみます。
前回のシミュレーションから負荷を単純な抵抗負荷に替えて、シミュレーションしてみました。
今回は AC 解析をしています。
回路図はこれです。
シミュレーション結果です。
ゲインが 60dB、帯域幅が 67Hz ~ 23kHz になっています。
まずは、この回路を組んで、動作確認をしてみるつもりです。
これは年明けに試してみます。
LTspice での日本語 [Simulation]
LTspice での日本語の使用についてです。
LTspice Users Club からのメルマガによると、LTspice XVII は Unicode に対応しているので、かなりなところで日本語が使えるようです。
日本語のコメントを回路図に入れるだけでなく、配線のラベル、素子番号、ドット・コマンド内の変数、プロット・ビューワでの日本語表示などもできるようになっているようです。
今度、試してみようと思います。
記事はこちらです。
LTspice Users Club からのメルマガによると、LTspice XVII は Unicode に対応しているので、かなりなところで日本語が使えるようです。
日本語のコメントを回路図に入れるだけでなく、配線のラベル、素子番号、ドット・コマンド内の変数、プロット・ビューワでの日本語表示などもできるようになっているようです。
今度、試してみようと思います。
記事はこちらです。
ICB-650 の周辺回路を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる(その4) [Simulation]
ICB-650 の周辺回路を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる(その3) [Simulation]
ICB-650 の周辺回路を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる、その3です。
出力トランスのモデルを「インダクタンス + 結合係数」モデルに変更して、シミュレーションした結果です。
トランスの2次側にそれらしい波形が出ています。当初、結合係数の K3 に不適切な値を設定してしまい、うまくシミュレーションできませんでしたが、値を見直してシミュレーションできるようになりました。
トランスの1次側と2次側に、それぞれ直列抵抗、並列抵抗、並列キャパシタンスの値を設定しています。
実際の ICB-650 では、この後に 2SB495 によるプッシュプル回路が接続されています。
手持ちの 2SB トランジスタにあう温度補償用のサーミスタは持っていないので、AF PA 回路としての実動作実験をどうするか、思案中です。
でも、LTspice でのシミュレーションはやってみようかと思います。
LTspice にサーミスタのモデルがあるとも思えないので、ここは抵抗で誤魔化そうかと思います。
出力トランスのモデルを「インダクタンス + 結合係数」モデルに変更して、シミュレーションした結果です。
トランスの2次側にそれらしい波形が出ています。当初、結合係数の K3 に不適切な値を設定してしまい、うまくシミュレーションできませんでしたが、値を見直してシミュレーションできるようになりました。
トランスの1次側と2次側に、それぞれ直列抵抗、並列抵抗、並列キャパシタンスの値を設定しています。
実際の ICB-650 では、この後に 2SB495 によるプッシュプル回路が接続されています。
手持ちの 2SB トランジスタにあう温度補償用のサーミスタは持っていないので、AF PA 回路としての実動作実験をどうするか、思案中です。
でも、LTspice でのシミュレーションはやってみようかと思います。
LTspice にサーミスタのモデルがあるとも思えないので、ここは抵抗で誤魔化そうかと思います。
LTspice で 山水 ST-75 をシミュレーション [Simulation]
LTspice で 山水 ST-75 をシミュレーションしてみました。
使ったのは一番簡単な「インダクタンス + 結合係数」モデルです。
トランスのカタログにはインピーダンスと直流抵抗、巻線比だけなので、以下のようにパラメータを決めました。
1kHz で 10kΩ とすると、L1 は 1.592H
1kHz で 600Ω とすると、L2 / L3 は 95.493mH
結合係数は適当に下記のようにしました。
K1 L1 L2 0.999
k2 L1 L3 0.999
k3 L2 L3 0.0001
下が 周波数応答のシミュレーション結果結果です。
巻数比: 4.15:1
ですから、2次側には -24.72dB の信号が現れるはずなので、だいたい合っている感じです。
使ったのは一番簡単な「インダクタンス + 結合係数」モデルです。
トランスのカタログにはインピーダンスと直流抵抗、巻線比だけなので、以下のようにパラメータを決めました。
1kHz で 10kΩ とすると、L1 は 1.592H
1kHz で 600Ω とすると、L2 / L3 は 95.493mH
結合係数は適当に下記のようにしました。
K1 L1 L2 0.999
k2 L1 L3 0.999
k3 L2 L3 0.0001
下が 周波数応答のシミュレーション結果結果です。
巻数比: 4.15:1
ですから、2次側には -24.72dB の信号が現れるはずなので、だいたい合っている感じです。
LTspice で 回路間でコピー&ペーストする [Simulation]
ICB-650 の周辺回路を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる(その2) [Simulation]
ICB-650 の周辺回路を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる [Simulation]
今度は SONY ICB-650 の周辺回路条件を設定して SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみました。
シミュレーションした回路図です。
結果です。
1kHz 1mV のサイン波を入れて、出力側に 約 600mV の信号が出てきています。
これで動作しそうな事は確認できましたので、基板を配線して、ブレッドボードでオーディオアンプ回路を動かしてみようかと思います。
SONY ICB-650 の周辺回路条件は、こちらから取り出しました。
SONY CX-025 コンパチ基板 (AF PA 回路図 追加)
シミュレーションした回路図です。
結果です。
1kHz 1mV のサイン波を入れて、出力側に 約 600mV の信号が出てきています。
これで動作しそうな事は確認できましたので、基板を配線して、ブレッドボードでオーディオアンプ回路を動かしてみようかと思います。
SONY ICB-650 の周辺回路条件は、こちらから取り出しました。
SONY CX-025 コンパチ基板 (AF PA 回路図 追加)
LTspice で SONY CX-025 コンパチ基板回路をシミュレーションしてみる [Simulation]
SONY CX-025 コンパチ基板が届いているので、組み立てる前に回路を LTspice でシミュレーションしてみる事にしました。
回路はこちらにあります。
SONY CX-025 コンパチ基板(その2)
使っているトランジスタが 2SC3110 となっていますが、取り敢えず 2SC3325 でシミュレーションしてみます。
SONY ICF-500S の周辺回路を参考にした、シミュレーション回路図です。
LTspice で DC 動作条件を出してみました。これを調整して、回路図に指定してある動作条件に近づけたいと思います。
あと、ICB-650 の AF PA 回路を参考にした周辺回路でのシミュレーションと、トランジスタを 2SC3110 にしたシミュレーションもしてみる予定です。
回路はこちらにあります。
SONY CX-025 コンパチ基板(その2)
使っているトランジスタが 2SC3110 となっていますが、取り敢えず 2SC3325 でシミュレーションしてみます。
SONY ICF-500S の周辺回路を参考にした、シミュレーション回路図です。
LTspice で DC 動作条件を出してみました。これを調整して、回路図に指定してある動作条件に近づけたいと思います。
あと、ICB-650 の AF PA 回路を参考にした周辺回路でのシミュレーションと、トランジスタを 2SC3110 にしたシミュレーションもしてみる予定です。
LTspice に標準パス以外のライブラリを追加する [Simulation]
CRUMB Circuit Simulator を動かしてみた [Simulation]
Groups.io を見ていたら、CRUMB Circuit Simulator という3D表示の回路シミュレータが紹介されていたので、インストールしてみました。
PC 版は STEAM というゲームプラットフォームでサポートされており、そこから購入しました。税込み¥670 です。本家のサイトはこちらです。
本家によると、コンポーネントの数は無制限のようです。
起動した画面です。
試しにサンプルを動かしてみました。
電源スイッチを操作して、電源を Off から On にすると、回路シミュレーションが動いて、表示が始まります。
Arduino のモジュールも実装されており、コードエディターもあります。
サイトを見ると、一人で開発しているようです。
世界にはスゴイ人が多いですね。
これ、部品代をかけずに回路を弄って、Arduino のスケッチも作れるので、学生さんなどには良いように思います。
PC 版は STEAM というゲームプラットフォームでサポートされており、そこから購入しました。税込み¥670 です。本家のサイトはこちらです。
本家によると、コンポーネントの数は無制限のようです。
起動した画面です。
試しにサンプルを動かしてみました。
電源スイッチを操作して、電源を Off から On にすると、回路シミュレーションが動いて、表示が始まります。
Arduino のモジュールも実装されており、コードエディターもあります。
サイトを見ると、一人で開発しているようです。
世界にはスゴイ人が多いですね。
これ、部品代をかけずに回路を弄って、Arduino のスケッチも作れるので、学生さんなどには良いように思います。
KiCad のネットリストを LTspice に渡す [Simulation]
KiCad のネットリストを LTspice に渡す方法を試してみました。
まず、KiCad の回路図エディターで「ネットリストをエクスポート」を選びます。
「ジェネレーターを追加…」をクリックします。
「ジェネレーターを参照…」をクリックします。
LTspice の実行ファイルを選択します。
ここで表示されている、「ジェネレーター実行用コマンドライン:」の内容をコピーします。
「Spice」タブを選び、「外部のシミュレーターのコマンド:」欄にペーストします。
実行用コマンドの不要な文字を削除します。
「ネットリストを作成して、シミュレーターのコマンドを実行」をクリックします。
LTspice が起動され、ネットリストが読み込まれます。
ここではトランジスターのモデルがないので、エラーが出ています。
LTspice にインストールされているモデルを記述しておけば、エラーは出ません。
この後は、LTspice の電源や GND の記述を追加し、シミュレーション・コマンドを追加すれば、シミュレーションを実行できます。
いろいろ見てみましたが、ネットリストを回路図エディターで表示するのはできないようです。
ちょっとがっかり。
まず、KiCad の回路図エディターで「ネットリストをエクスポート」を選びます。
「ジェネレーターを追加…」をクリックします。
「ジェネレーターを参照…」をクリックします。
LTspice の実行ファイルを選択します。
ここで表示されている、「ジェネレーター実行用コマンドライン:」の内容をコピーします。
「Spice」タブを選び、「外部のシミュレーターのコマンド:」欄にペーストします。
実行用コマンドの不要な文字を削除します。
「ネットリストを作成して、シミュレーターのコマンドを実行」をクリックします。
LTspice が起動され、ネットリストが読み込まれます。
ここではトランジスターのモデルがないので、エラーが出ています。
LTspice にインストールされているモデルを記述しておけば、エラーは出ません。
この後は、LTspice の電源や GND の記述を追加し、シミュレーション・コマンドを追加すれば、シミュレーションを実行できます。
いろいろ見てみましたが、ネットリストを回路図エディターで表示するのはできないようです。
ちょっとがっかり。
RF 計算ツールのサイト [Simulation]
新たに RF 計算ツールのサイトを見つけました。
ここです。
Welcome には
This website hosts a collection of resources, notes and tools to assist Radio Frequency designers.
とあります。
タブには、RF Tools、Software、Notes、Misc とあり、それぞれに有用な情報があります。
Misc には、VIA のインダクタンス・チャートもあり、参考になります。
VIA Inductance
This note looks at the amount of inductance one can expect from a via. Two variables are swept in the simulation: Via Diameter and PCB Height. This information for example, is useful when designing how to ground a transistor emitter or source to balance gain/stability etc.
ここです。
Welcome には
This website hosts a collection of resources, notes and tools to assist Radio Frequency designers.
とあります。
タブには、RF Tools、Software、Notes、Misc とあり、それぞれに有用な情報があります。
Misc には、VIA のインダクタンス・チャートもあり、参考になります。
VIA Inductance
This note looks at the amount of inductance one can expect from a via. Two variables are swept in the simulation: Via Diameter and PCB Height. This information for example, is useful when designing how to ground a transistor emitter or source to balance gain/stability etc.
KiCad 6 に Web のライブラリを登録する [Simulation]
KiCad 6 に Web のライブラリを登録してみます。
公開されている部品ライブラリで KiCad 6 に対応している SnapEDA で部品を探してみます。
1. SnapEDA にアクセスして、部品を検索します
今回は 半固定抵抗 を探します。
今回は、VISHAY の TS63Y473KT20 を使う事にします。
Download Symbol and Footprint をクリックすると、EDA の選択画面が出ますので、KiCad を選びます。
バージョンを選ぶダイアログボックスが開くので、V6 & Later を選びます。
2. ダウンロードしたファイルの展開
ダウンロードすると、ZIP ファイルになっているので、適当なフォルダに展開します。
3. 3D モデルのコピー
拡張子 .step の 3D モデルがある場合は、そのファイルを以下にコピーします。
C:\Users\ユーザ名\Documents\KiCad\6.0\3dmodels
4. 自分用ライブラリの作成
もし、自分用のライブラリを作っていない時は、シンボルエディターを使って、ファイル -> 新規ライブラリからグローバル・ライブラリを作っておきます。
5. シンボルの登録
シンボルエディターで、自分用のライブラリを選び、右クリックから「シンボルをインポート」を選びます。
6. フットプリントと 3D モデルの登録
フットプリントエディターで、自分用のライブラリを選び、右クリックから「フットプリントをインポート」を選びます。
フットプリントが読み込まれたところで、「フットプリントのプロパティ」をクリックします。
「3Dモデル」タブをクリックして、フォルダーの形をしたボタンをクリックして、3D モデルを読み込みます。
読み込んだ状態で向きがずれている場合は、角度や位置を修正します。
今回、3D モデルは他の値の違うモデルのものを流用しました。そのため、3D モデルの名前に置き換わってしまったので、フットプリントの名前を付け直して保存しています。
今回、作業は 小 坂 貴 美 男 氏の「最も わかりやすいKiCad実習テキスト KiCad Basics KiCad 6 対応版」を参考にさせていただきました。
公開されている部品ライブラリで KiCad 6 に対応している SnapEDA で部品を探してみます。
1. SnapEDA にアクセスして、部品を検索します
今回は 半固定抵抗 を探します。
今回は、VISHAY の TS63Y473KT20 を使う事にします。
Download Symbol and Footprint をクリックすると、EDA の選択画面が出ますので、KiCad を選びます。
バージョンを選ぶダイアログボックスが開くので、V6 & Later を選びます。
2. ダウンロードしたファイルの展開
ダウンロードすると、ZIP ファイルになっているので、適当なフォルダに展開します。
3. 3D モデルのコピー
拡張子 .step の 3D モデルがある場合は、そのファイルを以下にコピーします。
C:\Users\ユーザ名\Documents\KiCad\6.0\3dmodels
4. 自分用ライブラリの作成
もし、自分用のライブラリを作っていない時は、シンボルエディターを使って、ファイル -> 新規ライブラリからグローバル・ライブラリを作っておきます。
5. シンボルの登録
シンボルエディターで、自分用のライブラリを選び、右クリックから「シンボルをインポート」を選びます。
6. フットプリントと 3D モデルの登録
フットプリントエディターで、自分用のライブラリを選び、右クリックから「フットプリントをインポート」を選びます。
フットプリントが読み込まれたところで、「フットプリントのプロパティ」をクリックします。
「3Dモデル」タブをクリックして、フォルダーの形をしたボタンをクリックして、3D モデルを読み込みます。
読み込んだ状態で向きがずれている場合は、角度や位置を修正します。
今回、3D モデルは他の値の違うモデルのものを流用しました。そのため、3D モデルの名前に置き換わってしまったので、フットプリントの名前を付け直して保存しています。
今回、作業は 小 坂 貴 美 男 氏の「最も わかりやすいKiCad実習テキスト KiCad Basics KiCad 6 対応版」を参考にさせていただきました。
無線用 PC に KiCad 6.0 をインストール [Simulation]
MMANA の限界 [Simulation]
備忘録として、他の掲示板に書いた「MMANA の限界」をこちらにも残しておきます。
CQ 出版社の「アンテナ解析ソフト MMANA 」P.53 8-3 グランドの影響には、”特に、地上高が波長の0.20倍以下になると誤差が増大します。アンテナによりますが、地上高が1/10波長くらいになると、給電点インピーダンスの計算値が実際の半分くらいになることもあります。また、ゲインも実際より高めに計算されることがあります。”と書かれています。
では、解決策はというと、MMANA が使っているシミュレーション・エンジン MININEC を止めて、NEC2 というシミュレーション・エンジンを使う方法です。
やはり同書の P.58 NEC2 for MMANA では、”NEC2 エンジンでは地上高が0.001波長以上であればかなり正確な値が得られるといわれています。”とあります。
160m の0.001ですと、0.16mですので、AMN さんの試された条件にぎりぎり入ります。
NEC2 を使うには NEC2 for MMANA をインストールしてください。アンテナ・モデルは MMANA のものがそのまま使えます。
ソフトはこちらにあります。
最後に、すみません、私は前にこのソフトを試しただけでコメントできるほど使ってはいません。
EZNEC の説明では、MININEC はモデルを簡易化して計算量を減らしています。NEC2 は精度を落とさずに計算しているため、計算量が格段に増えています。これは70年代、80年代のコンピュータでは問題でしたが、今の PC では全然問題にならないレベルです。昔は FPU もオプションでしたから。
問題は real ground を使う際に、誘電率とか、その特性を設定しないと正確な計算ができない事です。でも、たぶんツールに選択肢が用意されいるので、それを選ぶのではないかと思います。
ツールを紹介しておきながら中途半端なコメントで申し訳ありません。
デイトンで買ってきた EZNEC でパーフェクト・グランドと実グランドで高さを変えて計算してみました。
完全グランドの場合、高さが下がるとインピーダンスが下がり、SWR が上昇していきます。
実グランドの場合、高さが下がるとインピーダンスが下がるのですが、高さが5m(波長のおよそ3%)でインピーダンスがあがり、1mを過ぎて0.1mになるとまた下がります。それに応じて共振周波数も下がっていきます。
この結果がどういう意味を持つのかは浅学のため、良く分かりません。m(__)m
結果はブログに載せました。
> Φ1.2 銅線、片側35m x2のDP 地上高0.2m で解析して貰えませんか?
も試してみました。
こちらもブログに載せてあります。
基本波では同様な特性です。
3次高調波での特性もあります。(ちょっとこれが正しいのか良く分かりませんけど)
CQ 出版社の「アンテナ解析ソフト MMANA 」P.53 8-3 グランドの影響には、”特に、地上高が波長の0.20倍以下になると誤差が増大します。アンテナによりますが、地上高が1/10波長くらいになると、給電点インピーダンスの計算値が実際の半分くらいになることもあります。また、ゲインも実際より高めに計算されることがあります。”と書かれています。
では、解決策はというと、MMANA が使っているシミュレーション・エンジン MININEC を止めて、NEC2 というシミュレーション・エンジンを使う方法です。
やはり同書の P.58 NEC2 for MMANA では、”NEC2 エンジンでは地上高が0.001波長以上であればかなり正確な値が得られるといわれています。”とあります。
160m の0.001ですと、0.16mですので、AMN さんの試された条件にぎりぎり入ります。
NEC2 を使うには NEC2 for MMANA をインストールしてください。アンテナ・モデルは MMANA のものがそのまま使えます。
ソフトはこちらにあります。
最後に、すみません、私は前にこのソフトを試しただけでコメントできるほど使ってはいません。
EZNEC の説明では、MININEC はモデルを簡易化して計算量を減らしています。NEC2 は精度を落とさずに計算しているため、計算量が格段に増えています。これは70年代、80年代のコンピュータでは問題でしたが、今の PC では全然問題にならないレベルです。昔は FPU もオプションでしたから。
問題は real ground を使う際に、誘電率とか、その特性を設定しないと正確な計算ができない事です。でも、たぶんツールに選択肢が用意されいるので、それを選ぶのではないかと思います。
ツールを紹介しておきながら中途半端なコメントで申し訳ありません。
デイトンで買ってきた EZNEC でパーフェクト・グランドと実グランドで高さを変えて計算してみました。
完全グランドの場合、高さが下がるとインピーダンスが下がり、SWR が上昇していきます。
実グランドの場合、高さが下がるとインピーダンスが下がるのですが、高さが5m(波長のおよそ3%)でインピーダンスがあがり、1mを過ぎて0.1mになるとまた下がります。それに応じて共振周波数も下がっていきます。
この結果がどういう意味を持つのかは浅学のため、良く分かりません。m(__)m
結果はブログに載せました。
> Φ1.2 銅線、片側35m x2のDP 地上高0.2m で解析して貰えませんか?
も試してみました。
こちらもブログに載せてあります。
基本波では同様な特性です。
3次高調波での特性もあります。(ちょっとこれが正しいのか良く分かりませんけど)
Digital and Analog Filters 設計ツールのサイト [Simulation]
Digital and Analog Filters 設計ツールのサイトを見つけました。
こちらです。
冒頭に
Iowa Hills Software
Digital and Analog Filters
Filter design was one of my specialties as an RF engineer. Now that I am retired, I work on these filter design programs when it is too cold in Iowa to ride bicycle. The programs are free.
と説明があり、FIR / IIR / RF / OpAmp / Hilbert / Filter Polynomials and Root Finder があります。
他にも、設計方法、サンプル・コード、スミスチャートなどもあります。
これを個人でやっていて、全部がフリーなのがスゴイです。
Smith Chart の説明ページの末尾には
RF = ReFined
と書かれていました。
こちらです。
冒頭に
Iowa Hills Software
Digital and Analog Filters
Filter design was one of my specialties as an RF engineer. Now that I am retired, I work on these filter design programs when it is too cold in Iowa to ride bicycle. The programs are free.
と説明があり、FIR / IIR / RF / OpAmp / Hilbert / Filter Polynomials and Root Finder があります。
他にも、設計方法、サンプル・コード、スミスチャートなどもあります。
これを個人でやっていて、全部がフリーなのがスゴイです。
Smith Chart の説明ページの末尾には
RF = ReFined
と書かれていました。
KiCad を kicad-5.1.12 にアップデートしました [Simulation]
KiCad から kicad-5.1.12 のリリース案内が出ています。
リリースノートを見ると、
This release contains several critical bug fixes so please consider upgrading as soon as possible.
とあるので、アップデートしました。
〔5.1.12 の kicad について〕
無事に 5.1.12 になっています。
なお、KiCad の URL が赤枠のように変更になっています。
〔5.1.10 の kicad について〕
こちらは 5.1.10 です。
また作りたい基板があって、回路図を入力中です。
リリースノートを見ると、
This release contains several critical bug fixes so please consider upgrading as soon as possible.
とあるので、アップデートしました。
〔5.1.12 の kicad について〕
無事に 5.1.12 になっています。
なお、KiCad の URL が赤枠のように変更になっています。
〔5.1.10 の kicad について〕
こちらは 5.1.10 です。
また作りたい基板があって、回路図を入力中です。
積層セラミック・コンデンサのDCバイアス特性と LTspice シミュレーション [Simulation]
アナデバに表題に関する記事が公開されていました。
コンデンサのDCバイアス特性を盛り込んで、LTspice シミュレーションを実施する
参考になります。
このテクニックを使うかどうかは分からないけど。
コンデンサのDCバイアス特性を盛り込んで、LTspice シミュレーションを実施する
参考になります。
このテクニックを使うかどうかは分からないけど。
E級アンプ設計ツール (Tonne Software) [Simulation]
ネットを見ていたら、Tonne Software がフリーのE級アンプ設計ツールを公開してくれていました。
早速、ダウンロードして試してみます。
なお、使っている式に関しては
「このプログラムは 2001年 1月/ 2月の「QEX」で示された改訂された式を使っています。これらは 1980年夏の「RF Design」で提示されたより一般的に使用される式のセットに近いですが、より正確であるようです」
との説明があります。
では、起動してみます。
〔起動画面〕
STARTボタンを押して、設計開始です。
〔計算例〕
デフォルトで以下のパラメータが設定されています。
LTspice ボタンを押して、LTspice ファイルを出力してシミュレーションしてみます。
MOS FET がスイッチで表現され、7MHz のパルスでドライブされています。
〔計算例 50Ω 負荷〕
L-net ボタンを押して 50 Ω負荷を付けてみます。
同様に、LTspice ファイルを出力してシミュレーションしてみます。
次のステップとして、BS170 のパラメータで試してみようと思います。
早速、ダウンロードして試してみます。
なお、使っている式に関しては
「このプログラムは 2001年 1月/ 2月の「QEX」で示された改訂された式を使っています。これらは 1980年夏の「RF Design」で提示されたより一般的に使用される式のセットに近いですが、より正確であるようです」
との説明があります。
では、起動してみます。
〔起動画面〕
STARTボタンを押して、設計開始です。
〔計算例〕
デフォルトで以下のパラメータが設定されています。
LTspice ボタンを押して、LTspice ファイルを出力してシミュレーションしてみます。
MOS FET がスイッチで表現され、7MHz のパルスでドライブされています。
〔計算例 50Ω 負荷〕
L-net ボタンを押して 50 Ω負荷を付けてみます。
同様に、LTspice ファイルを出力してシミュレーションしてみます。
次のステップとして、BS170 のパラメータで試してみようと思います。