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CB トランシーバー ICB-650 [HF]

 懐かしさに惹かれてソニーの CB トランシーバー ICB-650 を入手しました。

これです。
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50年近く前の大学時代、このトランシーバーを持って、北アルプス 剣岳で岩登りをしていました。
真砂沢にベースを置き、本峰 北壁、南壁、八ツ峰 Ⅵ峰、チンネ 等を登り、ベースと交信していました。

ラベルを見ると、昭和52年1月の製造、45年も前に製造されています。検定合格は昭和47年、50年も前です。
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DC 電源を繋いで受信テストを行い、バッテリーを入れて動作確認をしてみました。
外部電源を繋ぐ時の注意としては、この頃のソニーの機械は、センター・アースという事です。
センターアースで +12V を加えます。

電源を入れてみると、
 バッテリーチェック動作はしている模様
 オーディオ出力なし、VRを回しても反応せず
 スケルチVRを回しても変化なし
 STAND BY 機能
  この機種は、AF 発信回路の音をスケルチで止める事により、受信信号が入って、スケルチが開くと発信音で知らせる機能があります。しかし、動作していません。

SG からの信号を受信してみました。
 CH1 26.968MHz
  受信せず、メーター振れず
  よってローカルのクリスタルが発振していな模様
 CH2 26.976MHz
  受信し、-90dBm の信号でメーターが振れる事を確認
  しかし、受信音は出ない。よってオーディオ段か、検波段が動作していない。ノイズも出ないので、オーディオ回路が動いていない可能性大。
  スケルチVRを回すと、メーターが振れる。スケルチ回路の動作も怪しい。もしくはスケルチVRの劣化が考えられる。

オーディオ段はドライバーICの CX-025 の不良が疑われる。
ネット記事を参考に CX-025 互換基板は作ったので、あとで組み上げ、動作確認をする予定。

送信も確認してみました。
バッテリーハウジングをハンディクリーナーで掃除し、バッテリーを入れ、CH1、CH2 の周波数を FT-991A で受信します。スタンバイスイッチを押して、送信すると、電波は出ています。
マイクに息を吹きかけると、スピーカーからノイズが聞こえます。なので、マイクアンプと変調回路は働いている様です。
しかし、送信周波数は数 kHz 程度、ズレていますので、調整が必要です。

出力端子がなく、ロッドアンテナだけなので、送信テストのやり方は考えないといけないですね。
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