SSブログ

TX50 QRP 送信機の出力調整 [QRP]

 FCZ OM の QRP パワーメーターを引っ張り出して、TX50 QRP 送信機の出力調整を行いました。

FCZ OM の QRP パワーメーターは、2009年に作ったこれです。

これは調整している様子です。
DSC09386.JPG

昨日も書いたとおり、説明書には L1 と L2 のコアを調整して、信号が大きくなるように調整するとされています。
DSC09389.JPG
調整は、やはりメーターを見ながらの方がやり易いです。
L1 は、かなりコアを入れたところで発振が停止し、抜いていくと出力が増えていきます。出力がピークになったところを探しました。
L2 は、かなりブロードでかなりコアを入れたところでかすかなピークが見られ、そこで止めました。
この時の出力は、16dB のアッテネーター分を加えて、11.5dBm でした。昨日からは 0.3dB のパワーアップです。

〔出力とスプリアスの確認〕
出力調整が済んだところで、DSA815 で出力とスプリアスを確認しました。

021_Span-30kHz.jpg
30kHz スパンの測定結果です。発振周波数は Xtal の表示に対して3.3kHz ほどずれています。

022_Span-1MHz.jpg
1MHz スパンの測定結果です。裾が広いので、ジッターが多いのかもしれません。

023_Span-5MHz.jpg
5MHz スパンの測定結果です。ここまでは変な信号は見えません。

024_Span-10MHz.jpg
10MHz スパンの測定結果です。下側に孫がいます。

025_Span-10MHz.jpg
10MHz スパンの測定結果です。ずっと見ていると、孫が上側に移動しています。

026_Span-20MHz.jpg
20MHz スパンの測定結果です。上下に孫がいます。

027_2nd.jpg
2nd ハーモニクスの結果です。基本波に対して 20dB 程度しか差がありません。

028_2nd-3rd.jpg
3rd ハーモニクスの結果です。こちらも割と大きな信号です。

029_Span-500MHz.jpg
500MHz スパンの測定結果です。きれいに上まで出ています。
これは ローパスフィルターを作らないとダメそうです。

この状態で、マイクにラジオの音を入れ、FT-991A で聞いてみましたが、音質は前回と変わりませんでした。

次回は、ダミーロードに測定端子を追加して、オシロスコープで波形を見てみようと思います。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。