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TX50 QRP 送信機の LPF を設計してみた [QRP]

 TX50 QRP 送信機の LPF を設計してみました。

設計したのは、バターワース型と、誘導m型と定K型をシリーズにした2種類と λ/4 型です。

参考にしたのは下記の 森 栄二 (著)「LCフィルタの設計&製作―コイルとコンデンサで作るLPF/HPF/BPF/BRFの実際」と 山村 英穂 (著)「改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 —トロイダル・コイルの理論・製作と応用回路 (定本シリーズ)」です。

〔バターワース型〕
回路
1-circuit.jpg

シミュレーション結果
2-f-.jpg
ちょっと 50.620MHz の2次高調波の減衰量が低めです。

〔誘導m型、定K型のシリーズ構成〕
回路、誘導m型のノッチを2次高調波に合わせています。
3-cir.jpg

シミュレーション結果
4-f-.jpg
2次高調波、3次高調波でも十分な減衰があります。ただし、ノッチを作る分だけコイルが増えます。


トロイダル・コア活用百科を見ると、λ/4 型ローパス・フィルターが載っています。こちらもシミュレーションで確認してみました。

〔λ/4 型〕
回路
5-cir.jpg

シミュレーション結果
6-f-.jpg
2次高調波の減衰量がバターワースよりも大きいので、取り合えず、この回路で試作してみようかと思います。


【参考にした文献】



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