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電信略語は昔から変わらない [Morse]

 たまたま見ていた文庫本で、電信略語は第2次世界大戦前から変わらない事をしりました。

見ていた文庫本は、大澤昇次 著「最後の雷撃機」です。

この本の「あとがきにかえて」から抜粋します。

--- 略 ---

関根時蔵氏の文章から
(戦争体験記集別館『戦火の陰に』航空自衛隊第三補給処刊、昭和四十三年十一月)

 途中 略

『永年の貴国の友情に感謝し、貴国の将来の発展と幸福を祈る』
と、英文で書きなぐり送信した。
ドイツ側からは即刻、了解符の、
<R>
があり、続いておたがいに交信終了符、
<・・・-・->
を二回、ゆっくりと、しかも長く交換して交信を完了した。

--- 略 ---

と、ドイツの降伏直前に行われたドイツ通信隊と日本との最後の通信の様子が書かれています。

電信略語が今と変わらない事に驚きました。
それと<・・・-・->の表現がその情景を想像させます。
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