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De-embedding のお勉強 [Measuring equipme]

 次はディエンベッディングのお話。

RF の測定では測定対象(DUT)に対して常に何らかの接続機器(同軸ケーブル、コネクタ etc)が必要になります。DUT を測定する際にはそれを込みで測るしかありません。では、その測定結果からどうやって本来の真の DUT の特性を取り出すか、それがディエンベッディングになります。
で、またググると DesignCon 2014 の資料が見つかりました。
ここに De-embedding とそれを自動で行う automatic fixture removal (AFR) の解説が載っています。
考え方の基本はこれです。
DC-1.jpg
これをどう実行するか。
そのための手法が DUT に合わせて Open / Short / Load / Thru の冶具を作り、キャリブレーションを行い、計算で真の DUT 特性を得るものです。
測定器メーカーからはキャリブレーションを自動で行える測定器や冶具、ディエンベッディングの計算をしてくれるソフトウェアが出ていますが、値段を聞くと卒倒しそうな価格が出てきます。総額でベンツのマイバッハまではいきませんが、楽に G-Class が買えてしまいます。
まぁ、仕事でないと関係ない世界ですね。
引用元:
https://www.keysight.com/upload/cmc_upload/All/13_TU1Combined_HandsOnTutorialFixtureRemovalof28GbpsTXMeasurements.pdf
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