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自然観測法 [Other]

 電気数学をやり直すにあたって、学生の時に買った ある本を今一度、検索してみました。

学部の学生の時に電磁気学の講義で出てくる数学が難しくて、参考書として飯島泰蔵氏が書かれた、「岩波全書 応用電機数学」 を購入し、副読本として読みました。まだ手元に置いているけど、第Ⅰ部 第10章 場の解析 まで読んだ形跡が残っています。たぶん、ここで力尽きたように思います。
で、他に飯島泰蔵氏が書かれた本がないかと検索してみたら、「自然観測法の理論」、「ディジタル自然観測法」の2冊が見つかりました。
読んでも内容を理解できず、積読本が増えるだけだけど、ご高齢になってから書かれている本なので古本を探して買ってみました。
そしたら「自然観測法の理論」1章 序説 に、フーリエ変換の課題が書かれています。
フーリエ変換を厳密に行うには、過去から未来までのすべてを知る必要があります。しかし、過去は分かっても、未来は分かりません。序説には「したがって実用上の立場では,この矛盾に目をつむる以外に方法がなかったというのが,従来の棋界における偽らざる実情であった.」と書かれています。
そして、その矛盾を解決したのが飯島泰蔵氏の「自然観測法」のようです。
ここまでは理解できますが、これ以上は2冊の本を読んでも、おそらく理解の範疇を超えています。
自分が理解できるのは、FFT で計算値が突飛な値にならないように窓関数をかけて、抑え込んでいる事です。サンプリングされた値と窓関数のかけ方により、結果が微妙に違います。
窓関数に関しては、Wikiローデ・シュワルツの資料に詳しいです。

飯島泰蔵氏に関しては、こちらに情報処理学会のインタビュー記事があります。
読んでみると、学生の時は知らずに買いましたが、すごい先生のようです。
数学を道具に出来るだけの能力が欲しかったなぁ、としみじみ思います。

「岩波全書 応用電機数学」

「自然観測法の理論」

「ディジタル自然観測法」

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