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TRX-305A 初期セットアップをしました [SDR]

 年初めにコネクタなどを配線していた TRX-305 のメイン信号処理ボードの初期セットアップを行いました。

① USB シリアルポート番号の確認
USB ケーブルで PC と接続し、USB シリアルポートの COM 番号を確認しておきます。
USB-port.jpg
ここでは COM5 になっています。

② 火入れ
電流リミット付きの安定化電源を用意し、DMM で 12V の端子間抵抗を測定し、電源がショートしていない事を確認したら、安定化電源に電源コードをつないで、いよいよ火入れです。
安定化電源の電流計を確認し、指定されたように 500mA 以下である事を確認します。 これでヘンな動きをしていない事が想定されます。

③ 各部の電圧測定
 1) 6V の確認 ⇒ 6.06V
 2) 3.3V の確認 ⇒ 3.28V
 3) 5V の確認 ⇒ 4.97V
 4) 5V の確認 ⇒ 4.97V
 5) 1.2V の確認 ⇒ 1.256V
 6) 3.3V の確認 ⇒ 3.208V
 7) 1.8V の確認 ⇒ 1.748V
 8) 3.3V の確認 ⇒ 3.278V
ちょっと 1.2V が高めなのと、3.3V が低めですが、大丈夫でしょう。

③ 10MHz 基準信号の確認
w.jpg
ちょっと振幅が大きいですけど、指定された 10MHz の信号が出ています。
オシロスコープの FFT 機能を動かしてみると
f.jpg
10MHz の倍数でスペクトルが見られますが、他に 32MHz あたりにヘンなスペクトルがあります。
信号を入れずに FFT してみると、やっぱりあります。
f2.jpg
もともと USB オシロが持っている信号があるようです。
スパンを替えてみると
f30.jpg
他にもちょっとありますが、USB オシロのおまけ FFT ですから、こんな物かもしれません。

④ ファームウェア書き込みソフトでファームウェアの書き込み
TRX-305B に付いてきたファームウェアを書き込みました。
〈書き込み中〉
wr.jpg
〈完了〉
wr-f.jpg

⑤ 初期動作確認
電源を切って、Tera-Term を起動し、シリアルの設定を指定されたボーレートとストップビットにします。
tera-se.jpg
ここで、改行コードを送受信ともに CR にしておきます。 送信が CR+LF になっているとちゃんとコマンドを受け取りません。
tera-se-2.jpg
ここまできたら、
JP3 のジャンパをフラッシュ・ブートから通常モードに切り替えて電源を入れます。
すると
tera-1.jpg
無事にコマンド・プロンプトが出ました。

⑥ 1GHz VCO の PLL ロック確認
C365 の両端電圧を測定し、電源の中点電位が出ているかを確認します。
DSC04827.JPG
結果は 1.620V でした。

これで初期セットアップは終了ですが、CQ 出版のサポートサイトを見たら、新しいファームウェアがあったので、アップデートしておきました。
tera-2.jpg
バージョンが 501B に上がっています。

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