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三田無線研究所(DELICA)トランスディッパー WB-200 のスプリアス [Measuring equipme]

 WB-200 のスプリアス測定に関し、入力レベルが適切でないというご指摘を頂き、測定しなおしました。

WB-200 は GDM なので出力は空間結合しかありません。
前回は tinySA に付属のロッドアンテナを接続し、WB-200 の出力を検知しました。そのため、入力レベルが -79.7dBm と小さくなっています。
今回は tinySA の入力にピックアップ・コイルを接続し、WB-200 とリンクさせました。ピックアップ・コイルはビニール線を WB-200 のコイルに巻き付けています。
〔7回巻き〕
ビニール線を7回 巻き付けた場合です。
ピックアップ・コイルの影響で発振周波数が変わっています。
DSC08245.JPG
結合を深くすると、第2高調波のレベルも上がります。
DSC08247.JPG
〔ワンターン〕
巻き数が減ったため、発振回路への影響が減り、第2高調波が減っています。
DSC08254.JPG
結合を浅くすると、周波数のズレも減り、第2高調波も少し減っています。
DSC08257.JPG
GDM の使い方としては、蜜結合を避け、軽く対象物と結合させるのが基本ですね。
茨木悟さんの書かれた本の通りです。

〔tinySA の限界〕
Center に対し、Span を小さくしていくと測定結果が怪しくなります。
DSC08250.JPG
Center に対し、Span は最低でも3%は取らないとダメなようです。
これ、用途によっては致命的です。
そうはいっても、価格を考えると便利な測定器ではあります。
DSC08252.JPG
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