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µSDX で使われている「ポーラー変調方式」(その2)(説明を変更) [SDR]

 µSDX で使われている「ポーラー変調方式」、その2です。

ネットで検索をしていると、各社がポーラー変調方式(送信機)の特許を出しています。
その用途は携帯(スマホ)の変調方式をディジタル化するものです。松下、今はブロードコムになったAvago 等から出願されています。

ググった中で見つかった資料に分かり易い図版がありました。これです。
これは 2008年にシンガポール国立大学 電気・コンピュータ工学科 修士課程に提出された論文です。
DIGITAL POLAR TRANSMITTER FOR MULTI-BAND OFDM ULTRA-WIDEBAND

まず、一番最初に公表された Envelope Elimination and Restoration (EER) です。
元の論文では、別途用意した SSB エキサイターからの出力を高効率で PA します。
4-EER.jpg

次がポーラー方式です。
IQ 信号から位相変調器で目的周波数の信号を作り、振幅変調器で E 級 PA の振幅を変えて目的信号を作ります。
5-Polar.jpg

これの高品質化を狙ったのが Polar Loop Transmitter です。
出力をモニターしてフィードバックをかけています。
6_Polar-loop.jpg

これらの技術で今の携帯やスマホはあれだけ軽量、小型になっているのですね。
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