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TX50 QRP 送信機の動作確認 [QRP]

 TX50 QRP 送信機の動作確認をしました。

〔電源電流の確認〕
最初に電源とグランド間の抵抗を測定します。もし、ショートしていたら、基板に問題があります。
DMM での測定結果は、5kΩ 弱となりました。
006P のマイナス側を電池スナップに取り付け、プラス端子と電池スナップの間に DMM を繋いで、消費電流を測定します。
付属の説明書には、「消費電流を測定し、25mA 付近であることを確認します。」とありますが、5mA 程度 大きくなっています。

〔出力波形の確認〕
出力端子に QRP 用のダミーロードを接続し、ダミーロードの両端の波形をオシロスコープで観測します。波形に歪が見て取れ、スプリアスが悪そうです。
動作させている様子です。
DSC09385.JPG

〔スプリアス測定〕
10dB と 6dB のアッテネーターを通して、出力を DSA815 に繋ぎ、スプリアスと出力を見てみます。
まず、電源 Off の時の波形です。
02_Full-sapn-no-signal.jpg
次に、電源 On の波形です。
01_Full-span.jpg
スパンは 1.5GHz です。かなり上までスプリアスがあります。

03_Span-1GHZ.jpg
スパンを 1GHz の時のスプリアスです。750MHz 辺りまで信号が観測されます。

04_2nd-level.jpg
2nd のレベルです。かなり大きいので、実際には LPF が必要そうです。

011_2nd-3rd-level.jpg
2nd と 3rd のレベルです。ほぼ同じレベルで出ています。

近傍の様子です。
012_neighbor-span-10MHz.jpg
スパン 10MHz で見ています。

05_output-power.jpg
スパン 5MHz で見ています。
10MHz では気が付かなかったのですが、48.2MHz 辺りに孫がいそうです。あとで、電源の On / Off で症状が変わるかを確認してみたいと思います。

010_neighbor-sapn-100kHz.jpg
スパン 100kHz で見ています。
良さそうに見えますが、ごく近傍を確認しておいた方が良さそうです。

〔出力レベルの確認〕
それぞれのチャートで、およそ -4.8dBm 程度の出力になっています。トータル 16dB のアッテネーターを入れているので、出力は 11.2dBm 程度が出ているようです。

〔送信音声の確認〕
FT-991A で 50.623kHz を AM モードで受信し、TX50 のマイクをラジオのスピーカーに近づけて、TX50 の送信音声を確認してみました。歪もなく、きれいな音声が聞こえました。

説明書には、「L1 とL2 のコアを、信号が大きくなり、声がきれいに聞こえるように調整します。」とありますが、どちらもブロードであまり変化がありません。

次回は、QRP のパワーメーターの動作確認とダミーロードへのオシロスコープ接続用端子を追加して、パワーメーターとオシロスコープで波形を見ながら調整してみようと思います。
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