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RX50 QRP 受信機の動作確認と調整 [QRP]

 今度は RX50 QRP 受信機の動作確認と調整を行いました。

〔電源電流の確認〕
最初に電源とグランド間のショートを確認します。
次に、006P のマイナス側を電池スナップに取り付け、プラス端子と電池スナップの間に DMM を繋いで、消費電流を測定します。
付属の説明書には、「消費電流を測定し、7~8mA 付近であることを確認します。」とありますが、少し少ない 6mA 程度の値となりました。

動作している様子です。
DSC09390.JPG

〔SG からの信号を受信〕
SG から信号を入れ、同町周波数と超再生の再生レベルを調整します。
最初は -70dBm で調整し、次に -100dBm の信号を使って調整します。
その後、どこまで弱い信号まで判断できるかを確認しましたが、普通に使うには -100dBm 辺りまでが良いところでした。
DSC09391.JPG

これで受信機も動いたので、ケースへの組み込みを考えます。
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TX50 QRP 送信機の出力調整 [QRP]

 FCZ OM の QRP パワーメーターを引っ張り出して、TX50 QRP 送信機の出力調整を行いました。

FCZ OM の QRP パワーメーターは、2009年に作ったこれです。

これは調整している様子です。
DSC09386.JPG

昨日も書いたとおり、説明書には L1 と L2 のコアを調整して、信号が大きくなるように調整するとされています。
DSC09389.JPG
調整は、やはりメーターを見ながらの方がやり易いです。
L1 は、かなりコアを入れたところで発振が停止し、抜いていくと出力が増えていきます。出力がピークになったところを探しました。
L2 は、かなりブロードでかなりコアを入れたところでかすかなピークが見られ、そこで止めました。
この時の出力は、16dB のアッテネーター分を加えて、11.5dBm でした。昨日からは 0.3dB のパワーアップです。

〔出力とスプリアスの確認〕
出力調整が済んだところで、DSA815 で出力とスプリアスを確認しました。

021_Span-30kHz.jpg
30kHz スパンの測定結果です。発振周波数は Xtal の表示に対して3.3kHz ほどずれています。

022_Span-1MHz.jpg
1MHz スパンの測定結果です。裾が広いので、ジッターが多いのかもしれません。

023_Span-5MHz.jpg
5MHz スパンの測定結果です。ここまでは変な信号は見えません。

024_Span-10MHz.jpg
10MHz スパンの測定結果です。下側に孫がいます。

025_Span-10MHz.jpg
10MHz スパンの測定結果です。ずっと見ていると、孫が上側に移動しています。

026_Span-20MHz.jpg
20MHz スパンの測定結果です。上下に孫がいます。

027_2nd.jpg
2nd ハーモニクスの結果です。基本波に対して 20dB 程度しか差がありません。

028_2nd-3rd.jpg
3rd ハーモニクスの結果です。こちらも割と大きな信号です。

029_Span-500MHz.jpg
500MHz スパンの測定結果です。きれいに上まで出ています。
これは ローパスフィルターを作らないとダメそうです。

この状態で、マイクにラジオの音を入れ、FT-991A で聞いてみましたが、音質は前回と変わりませんでした。

次回は、ダミーロードに測定端子を追加して、オシロスコープで波形を見てみようと思います。
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