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温故知新 一点アース(真空管送信機編) [Other]

 今度は一点アース、真空管送信機編です。

今まで一点アースの事は 1-V-1 の配線をするのに書いてきましたが、無線と実験1958年11月号に送信機のレイアウトを説明する中でも書かれています。
ここでは一点アースというより、入出力の信号の流れを一直線にし、不必要な結合を避けるべきと書かれていました。
1-一点アース.jpg
こちらはバリコンの耐圧を稼ぐために直流をカットして使う場合の例で、その際のアースの取り回しを比較して書いてあります。
2-一点アース.jpg
やはり信号は真直ぐに、リターンはその場で返すのが鉄則ですね。
この考え方は今でも王道で、プリント・パターンを考える際にも参考になると思います。
以前、有名測定器メーカーの人に、どうして測定器の奥行きが長いのかと聞いたら、高周波になるほど信号は曲げちゃいけないからという答えが返ってきました。なるほどです。

前に書いたのはこちら。
1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キット 配線を考える
1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キットの回路図を書いてみました
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