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テスト用 同軸ケーブルの特性を測ってみた [Measuring equipme]

 測定をしていて、測定結果に疑問を持ったので、テストに使っている同軸ケーブルの特性を測ってみました。

〔SYV-50 (RG58/U 同等品) BNC〕
20220315 01_中華同軸ケーブル_BNC.jpg
以前に購入したこちらのケーブルに対して、だいぶ見劣りする特性です。
500MHz 以下で使うのが良さそうです。

〔RG316 SMA〕
20220315 04_中華同軸ケーブル_SMA.jpg
細いのでそれなりに減衰量は多いですが、特性がフラットなので 1.2GHz バンドまでなら使えそうです。

〔1.5D-2V みの虫クリップ〕
20220315 02_中華同軸ケーブル_みの虫クリップ.jpg
ケーブルも細いですし、みの虫クリップまで 12cm くらいのリード線がありますから、せいぜい 30MHz、頑張って 50MHz 程度までが良い感じです。

〔無名同軸ケーブル IC テストクリップ〕
20220315 03_中華同軸ケーブル_ICクリップ.jpg
無名ケーブルですし、IC クリップまで 20cm くらいのリード線がありますから、せいぜい 10MHz 以下がいいところな感じです。

〔LCRメータ DE-5000用 テストリード TL-21〕
DSC09012.JPG
こちらはおまけで結線を確認してみました。
手抜きせず、4線ケルビン接続 になっています。

価格を考えると出来合いのケーブルを使ってしまいがちですが、HF 以上の測定には DUT 基板に同軸ケーブルを直結して測定器に繋がないとダメで、FET バッファを基板上に置いてそこへ同軸ケーブルを繋ぐのが良いと実感した結果でした。

後で、みの虫クリップまでのリード線と IC クリップまでのリード線を短くして特性を測り直そうと思います。
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