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ADALM-PLUTO [SDR]

 Analog Devices から ADALM-PLUTO という SDR の学習ツールが出ています。

製品概要には以下のように紹介されています。
ADALM-PLUTO アクティブ・ラーニング・モジュール(PlutoSDR)は、電子工学の学習者がソフトウェア無線(SDR)、無線周波数(RF)、無線通信の基礎を学ぶことができる、使いやすいツールです。あらゆるレベルやバックグラウンドの学生向けに設計されたこのモジュールは、独学で学びたい人も、教室での学習にも使用することができ、電子工学を学ぶ学生がリアルな世界の RF や通信に関する基礎を習得する助けとなります。
で、機能と利点として
・ 必要な機能をすべて備えた携帯型 RF ラーニング・モジュール
・ コスト効果に優れた実験用プラットフォーム
・ AD9363 高集積 RF アジャイル・トランシーバと Xilinx[レジスタードトレードマーク] Zynq Z-7010 FPGA がベース
・ 325 MHz ~ 3.8 GHz の RF 周波数帯に対応
・ 最大 20 MHz の瞬時帯域幅
・ 可変レートの 12 ビット ADC と DAC
・ 半二重または全二重のトランスミッタとレシーバー(1つずつ)
・ MATLAB[レジスタードトレードマーク]、Simulink[レジスタードトレードマーク] をサポート
・ GNU 無線シンク・ブロックとソース・ブロック
・ libiio、C、C++、C#、Python API
・ マイクロ USB 2.0 コネクタを備えた USB 2.0 電源インターフェース
・ 高品質のプラスチック製エンクロージャ
ADALM-Pluto_medium_block_diagram.jpg
これで勉強すれば、1.2GHz や 2.4GHz のトランシーバーを自作できるのでしょうか。
とても気になります。
だって、関連記事にこんなのがあるのです。
ADI SDR Transceivers Enable Amateur Space Communication
RFトランシーバICによる航空宇宙/防衛向けの画期的なSWaPソリューション
う~ん、自分への投資をしても回収できるのか....
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1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キット用 簡易定電圧回路 [SWL]

 暫くぶりの 1-V-1 の記事です。

前回、梶井 OM の記事で再生検波回路のスクリーングリッド電圧を安定化させる話が出ていました。
それを書いたのはこちらの記事です。「1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キット JA1FG 梶井OMの記事から
で、今時スタビロなど手に入りにくいので、ツェナーダイオードとトランジスターを使った簡易定電圧回路を考えてみました。
高電圧のツェナーダイオードを探すと 100V くらいまであります。ただし、ツェナーダイオードにはツェナー電流を流さないといけません。通常は数mAを流します。ツェナー電圧が高いので、相対的に耐電力の大きいツェナーダイオードになりますが、ある事はあります。
ここでスタビロつながりで思い出したのがネオン管です。ネオン管も放電管の一種です。ちょっと前に流行ったニキシー管も放電管です。
放電管の特徴は、放電中は放電電圧が安定している事です。つまり、ネオン管も定電圧放電管の代用として使えます。
ネットでググったら今でも手に入るようで、通販での購入をお願いしました。
で、ネオン管を使った簡易定電圧回路を考えてみました。
高圧_簡易定電圧回路.jpg
ツェナーダイオードを使った回路も書いてあります。
ここではスクリーングリッド電圧だけでなく、高周波増幅段と再生検波段のB電圧を安定化しています。
1-V-1 を組み立てる前に、この簡易定電圧回路の実験をしてみようと思います。
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