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FT-897D 用 CatDisplay の通信速度を 38400bps に変えてみました [HF]

 先日作った FT-897D 用 CatDisplay の通信速度を 38400bps に変えてみました。

通信速度を変えるには、設定の抵抗を1本追加して、FT-897D の設定を変えるだけです。
DSC06878-1.jpg
赤枠のように表示も変わりました。
で、変えてみた結果ですが、S メーターの追従が少し良くなったような気がします。

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ハムフェア 2018 (その4)Urban Beam Yagi [HF]

 最後に SteppIR の Urban Beam Yagi です。

今使っている SteppIR 2 ele + 40m Option よりも小型で回転半径が小さく、さらに軽くなっています。
IMG_0002.jpg
IMG_0007.jpg
コントローラーも新しいものです。
IMG_0005.jpg
このコントローラーは表示機能が充実しているほか、ゲインやビーム幅を調整する機能も持っています。それなりのアンテナがあればですけど。コントローラーだけでも替えたいけど、かなり高価です。
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ハムフェア 2018 (その2)FTDX-101 [HF]

 次は八重洲の FTDX-101 です。

特徴はこのブロックダイアグラムです。
IMG_0005.jpg
ダイレクトサンプリング SDR と狭帯域 SDR を組み合わせて受信回路を構成しています。
説明員の方は、ダイレクトサンプリングの ADC は 14bit、狭帯域の ADC は 18bit と言っていました。
つまり、狭帯域の方は ADC のダイナミックレンジが広いものを選んでいます。
ネットにある技術解説資料によれば、量子化雑音以外の雑音がない理想的なNビットのA/Dコンバータに正弦波信号を加えたときのSNRは、SNR=6.02N+1.76 [dB]となる、と書かれています。
18bit なら 110.12dB です。実際にはこれより悪くなり
例えば、アナデバ(旧リニアテクノロジー)の LTC2387 18ビット、15Msps SAR ADC では
SNR:標準95.7dB(fIN=1MHz)
fIN=1MHzで102dB SFDR(標準)
となっています。
それでもカタログでは
2kHz 離調時の
レシプロカルミキシングダイナミックレンジ (RMDR) 120dB
ブロッキングダイナミックレンジ (BDR) 150dB
と書かれています。
ブロッキングダイナミックレンジは TS-890 と同じで、レシプロカルミキシングダイナミックレンジは 6dB ほど TS-890 より良くなっています。ここまで来ると実際の受信で差が出るのか分かりません。
これには新しい連続可変型RF VC‐TUNE プリセレクターが効いているのかもしれません。
preselector.jpg
さらに 200W 機もあるので、2アマには魅力的な機械に見えます。
200W 機は、スピーカーに電源が組み込まれており、もれなくスピーカーが付いてくるそうです。
ヒットしそうな予感。
ただ、残念なのはインターフェースに LAN 端子がないところ。ここは TS-890 や Flex 6000 などに比べて劣っているところですね。

参考までに
SNR
l_mm130128ti_snr_fig1.jpg
SFDR
l_mm130128ti_snr_fig2.jpg
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ハムフェア 2018 (その1)TS-890 [HF]

 先日、東京ビッグサイトで開催されているハムフェア 2018 に行ってきました。

今年の目玉は
① KENWOOD TS-890
② 八重洲 FTDX-101
③ ICOM IC-9700
でしょうか。

では、まず TS-890 からメモを残していこうと思います。
TS-890 は流行りの SDR 構成をとらずにフルダウンコンバージョンとして、第1 IF を 8.248MHz、第2 IF を 24kHz としたダブルスーパーです。
それでも最近の受信機として優れたダイナミックレンジを実現しています。カタログから拾うと
2kHz 離調時に
三次相互変調ダイナミックレンジ(3rd IMDR) 110dB
レシプロカルミキシングダイナミックレンジ (RMDR) 114dB
ブロッキングダイナミックレンジ (BDR) 150dB
という素晴らしい値を出しています。
ではその構成を見ていきましょう。
カタログから拾うとフロントエンドはこうなっています。
IMG_0006.jpg
TS-990 と比較してみると、
TS-990-1.jpg
プリセレクターが省略されています。ここはちょっと残念なところです。
そのあとはカタログに第2IFが 24kHz と書かれているだけです。このあとの構成は TS-990 ではこうなっています。
TS-990-2.jpg
第2IF 24kHz はあとの DSP に入っています。TS-890 でも同じ構成と思われます。
TS-990-3.jpg
TS-990 にあるサブ RX が省略され、代わりに最初の図にあるようにバンドスコープ用の受信部を持っています。第1IF 8.248MHz を 14bit/39MHz で AD 変換しています。この信号を FFT してバンドスコープを実現していますが、ここから DAC を繋げてサブ RX にもなるのになぜそうしなかったのかはよく分かりません。コスト的な問題かもしれません。
音はトリオの音が期待できて良いのですが、同じ価格帯に FTDX-101 があるので、少し厳しい感じがします。KENWOOD ガンバレ。
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CatDisplay DIY KIT 3.5” TFT Yaesu FT-897D を作ってみました [HF]

 ZL1CVD OM が eBay に出している CatDisplay DIY KIT 3.5” TFT Yaesu FT-897D を作ってみました。

届いた箱を開けて部品を取り出すと、基板には ATMEGA328P-AU と表面実装の水晶発振子が実装されていました。
DSC06835.JPG
DSC06840.JPG
残りの表面実装の定電圧 IC と抵抗、コンデンサ、コネクタ類を取り付けて、B2B コネクタを半田付けします。その際、LCD パネルをクリア・ケースの上から取り付けるために 2mm 程、浮かして取り付けます。クリア・ケースの板厚が 2mm だったので、コネクタと基板の間にクリア・ケースのアクリル板を挟んで半田付けします。
DSC06841.JPG
組み立てあがったところ
DSC06842.JPG
添付のケーブルはそのままで FT-897D のケースに入らなかったので、ケースに当たるところを削りました。右のコネクタです。
DSC06846.JPG
ファームウェアは書き込み済みなので、そにままケーブルを繋ぐだけで動き始めました。
電源は FT-897D の CAT 端子からもらっています。そのため、接続ケーブル1本だけで配線がすみます。
以前に作ったSメーターの上で比較です。
DSC06843.JPG
メーターの振れはやはりアナログの方が動きがそれらしいです。
これは通信速度を上げる事で表示の追従速度が上がるかもしれません。
本体の上に置いてみました。
DSC06845.JPG
表示がカラフルです。

買ったものはこちらです。
CatDisplay DIY KIT 3.5” TFT Yaesu FT-817 FT-817ND FT-857 FT-857D FT-897 FT-897D
https://www.ebay.com/itm/112839743471
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部品取り用に追加で JR-599 を入手、K2、FT-897D、TR-4Cと聞き比べ [HF]

 前に憧れの JR-599 を入手していたのですが、発売されてから50年近くが経過している機械のため、故障に備えて部品取り用にもう一台、同じ仕様のものを入手しました。

キャリブレーション機能で各バンドの受信確認はしたのですが、実際に 7MHz の信号で K2、FT-897D、TR-4C との聴き比べをしてみました。
〔JR-599 の CW〕

〔FT-897D の CW〕

〔K2 の CW〕

実際の受信に使ったのが部品取り用に入手した素の JR-599 のため、感度が今一つでした。
前に入手した JR-599 はメンテされていたため、もう少し感度が良かったです。
音は K2 に比べてノイジーで、これは FT-897D と変わりありません。
トーンも K2 の方が奇麗です。順位付けをすると K2 > FT-897D > JR-599 という感じです。
〔TR-4C の SSB〕

オマケで SSB の受信確認です。
SSB になると JR-599 > FT-897D > K2 という感じです。K2 は SSB の音があまり良くありません。
FT-897D は硬い音です。JR-599 はいわゆるトリオの音で、聞きやすい音です。しかし、感度はやはり負けていて、弱い信号が取れません。
ここで比較のために TR-4C でも SSB の音を聞いてみました。
やはり TR-4C、SSB の音は自然で素晴らしいです。
結果、TR-4C > JR-599 > FT-897D > K2 という順位になりました。
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JR-599 取扱説明書 [HF]

 オークションで落札した JR-599 の取扱説明書が届きました。

IMG_0002.jpg
取扱説明書には回路図と調整、保守の説明もあります。
これで安心して JR-599 の内部をいじる事ができます。
さっそくスキャンしてご本尊は保管しておこうと思います。


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Omni-Rig の最新サポート機種 [HF]

 無線用 PC のマザーボードを変えたので、HDSDR + SDR-IQ + Omni-Rig + Elecraft K2 の環境も設定しなおしてみました。

まず、Omni-Rig です。
サイトを見ると本体に変わりはないようですが、サポート機種(Ini ファイル)が増えているようです。
で、Ini ファイルを確認してみました。
タイムスタンプを見ると 2018 年に追加されているのは
FT-891、IC-756 Pro II LSB、IC-7610、IC-7300、IC-7300-DATA、FT-991A となっています。
最新機種だけでなく、古いリグのアップデートもあるようですね。
IC-7300 に DATA 用の設定があるのが気になります。なんででしょうね。
FT-991 は最初に出たものはサポートされていないのでしょうか、あるのは FT-991A だけです。
Omni-rig-2018.jpg
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今度はインドのアマチュア無線機メーカー、Amateur Radio Kits World-Wide [HF]

 今度はインドのアマチュア無線機メーカー、Amateur Radio Kits World-Wide です。

やはり BITX 系の無線機を扱っています。特徴的なのはケースも販売している事でしょうか。
それとリニア・アンプも扱っています。価格も安いです。
Amateur Radio Kits World-Wide
https://amateurradiokits.in/

トランシーバー・キット
Bitx3B Basic Kit 20mt $85.00
Bitx3B.AGC_.Audio-Mute.PA-layout.jpg
リニア・アンプ・キット
HF Linear Amp 40 Watts Kit $15.00
HF-Linear-Amp-WA2EBY.jpg

ポチる手を押さえておかなければ....
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インドネシアのアマチュア無線機メーカー、hambuilder [HF]

 ネットを彷徨っていたら hambuilder というインドネシアのアマチュア無線機メーカーを見つけました。

https://hambuilder.com/
エキサイターは BITX の改良版で、それに Si5351 が載ったコントローラー、PA、BPF 等を組み合わせてトランシーバーを構成します。uBITX といい、BITX 系のトランシーバーが盛り上がっている感じです。
BOX-MAIN-450X450.jpg
SET1024X735.jpg
FRONT3-1024X735.jpg
build-radio-map.jpg
手を出してみたいけど、積キットの山を解消してからですね。
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通信用短波受信機 : 設計ノート [HF]

 科学図書館というサイトがあります。

そこに誠文堂新光社から出版された、辻川利雄さん著の「通信用短波受信機 : 設計ノート」がありました。
http://fomalhautpsa.sakura.ne.jp/Radio/books/swradio.pdf

できたら JA1FG 梶井 OM の「 通信型受信機の解説と実際」もどこかのサイトで見られると良いのですが、難しそうですね。
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DRAKE TR-4C の送信動作確認 (その6、SSB 送信動作) [HF]

 DRAKE TR-4C の送信動作確認、その6です。

マイク変換ケーブルに電源を追加できたので、SSB 送信動作を確認してみました。
前回同様に PA のチューニングを行い、キャリヤの送信電力が数W程度になるようにして PTT スイッチで送信してみました。
ダミーロードから漏れる電波を FT-897D でモニターしていると綺麗に変調がかかった信号を確認できます。取り敢えず、7MHz だけですが、SSB の送信がちゃんと出来ている事が確認できました。
他バンドの SSB 送信動作確認は、Two Tone Generator をシングルトーンで動かして Peak 電力が見れる形にして確認してみたいと思います。
そのままの状態で VOX が動作しており、取説に従って VOX の VR を調整できましたが、ANTIVOX の VR は動かしても動作の変化が良く分からず、取り敢えず初期設定位置に戻しておきました。
また、意図せずに送信されても困るので、VOX の VR を絞って VOX 動作を止めておきました。
これで PTT 信号が入らないと送信されることはなくなります。
VOX については、あとで Wavegen を動かして PC のスピーカーからシングルトーンをマイクに入れて VOX の設定を再度試してみようかと思います。
7MHz だけですけど、これで CW と SSB の送信は確認できました。
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DREAK TR-4C のマイク変換ケーブルに電源ラインを追加しました [HF]

 DREAK TR-4C のマイク変換ケーブルに電源ラインを追加しました。

こんな感じです。
〔プラス側〕
DSC06559.JPG
〔マイナス側〕
DSC06562.JPG
5V の電源を繋いで出力をキットのオシロで見てみたのですが、一応、信号は出ているようです。
あとで DREAK TR-4C に繋いで動作を確認してみます。
ここで不思議な事、5番ピンが何故かグランドに落ちています。前の回路図では、何かの制御回路に繋がっていたんですけど、良いのかなと思案中です。
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KX2 on sherwood receiver test table [HF]

 久しぶりに sherwood receiver test を覗いてみました。KX2 の順位が気になったからです。

この順位は
Sorted by Third-Order Dynamic Range Narrow Spaced - or- ARRL RMDR (Reciprocal Mixing Dynamic Range) if Phase Noise Limited
で並べた時の順位です。
で、40位までの結果です。
1) FlexRadio Systems 6700 Hardware Updated -118
2) Elecraft K3S -135
3) Elecraft K3S 2nd Sample 10 meter data -135
4) Elecraft K3 (RX Gain Recal) New Synthesizer -136
5) Icom IC-7851 -123
6) Hilberling PT-8000A Hardware Rev 2.00 -128
7) Elecraft KX3 -123
8) Yaesu FTdx-5000D -123
9) Elecraft K3 -130
10) Apache ANAN-200D Tested 12/15/2015 -133
11) Perseus -123
12) FlexRadio Systems 6700 2nd Sample 10 meters -116
13) FlexRadio Systems FLEX-5000A -123
14) Ten-Tec Orion II -125
15) Icom IC-7300 -133
16) Ten-Tec Orion -127
17) Kenwood TS-590SG Down Conversion Mode -127
18) Ten-Tec Argonaut VI -125
19) Ten-Tec Eagle -124
20) FlexRadio Systems FLEX-3000 -123
21) FlexRadio Systems 6300 Preamp Updated -117
22) Kenwood TS-590S on 20 meters Down-conversion Mode -128
23) FlexRadio Systems FLEX-1500 -112to-116
24) Kenwood TS-990S on 20 meters 15 & 12 meters RMDR varies by band -127
25) Elecraft KX2 -123
26) Icom R9500 -127
27) Drake R-4C/CF-600/6 -138
28) Yaesu FTdx-3000 -127
29) AOR AR-7030 -122
30) Icom IC-765 -134
31) Icom IC-703+ -126a
32) Atlas 350-XL -131
33) Kenwood TS-830/YK88 -129
34) Ten-Tec Omni VII -130
35) Icom IC-7800 -126
36) Elecraft K2 s/n:3170 -129
37) Ten-Tec Omni VI+
38) Yaesu 901-DM -135
39) Yaesu FT-950 -120
40) Collins R-390A -137
後の数字は Noise Floor (dBm) の1行目です。青字は所有している機械、赤字は気になった機械
前に調べた時の結果と比べると
3位に Elecraft K3S 2nd Sample 10 meter data が入ってきています。
10位に Apache ANAN-200D が入ってきています。これも SDR トランシーバーです。
12位に FlexRadio Systems 6700 2nd Sample 10 meters が入ってきています。
でも、FlexRadio Systems 6700 Hardware Updated は相変わらず、不動の1位です。
で、気になった KX2 は25位でした。上位に食い込んでいると思ってたので、ちょっと意外です。
前回31位の K2 は36位でした。
コリンズの R-390A が40位にいるのもビックリです。Wiki によれば、この機械の量産開始は1955年です。もう直ぐ63年も前です。やはり名機ですね。
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DRAKE TR-4C の送信動作確認 (その5、SSB 送信動作) [HF]

 暫らくぶりの DRAKE TR-4C です。

マイクと変換ケーブルをお借りできたので、SSB モードでの送信ができるかを確認してみました。
結果、SSB モードでの送信は出来ませんでした。正確には変調をかけられませんでした。
状況をメモしておくと、
〔事前準備〕
① TR-4C に変換ケーブルを使って、YAESU MH-14D8 を接続
② TR-4C にアンテナを繋ぎ、7MHz を受信して受信が出来ている事を確認
③ TR-4C からアンテナを外し、ダミーロードを接続
④ TR-4C を 7MHz で終段チューニングを実施
⑤ K2 を使って 7MHz をワッチ
〔SSB 送信〕
① VOX と ANTIVOX を指示通りに設定
② PTT スイッチを押して、マイクに音を入れる
③ K2 で何も受信できず、微かにキャリア漏れを受信(送信は出来ている模様)
④ バンドを 14MHz に変更し、USB でも送信を試す
⑤ K2 でキャリア漏れを受信(これも問題ではあるが...送信は出来ている模様)
結論として、SSB の変調出力は確認されませんでした。
〔想定原因〕
① マイクが不良
② マイク・アンプが不良
② のチェックは本体を開けないといけないので、① を検討
〔マイクの確認〕
使っているマイクは YAESU の MH-14D8 です。
で、ググってみると端子のピン配置が見つかりました。
 PIN 1 UP
 PIN 2 +5 VOLTS
 PIN 3 DOWN
 PIN 4 SPEAKER
 PIN 5 CPU/TONE SWITCH
 PIN 6 PTT
 PIN 7 GROUND
 PIN 8 MIC
さらにググってみると写真が見つかりました。
MH-14D8_表2.jpg
MH014D8_裏2.jpg
しっかりコンデンサー・マイクロフォンと書かれています。
さらにこのマイクを使ったリグの取説が見つかり、リグ側の回路図が分かりました。
マイク・コネクタを見てみると
MH-14D8_コネクタ2.jpg
しっかり 5V が供給されています。
そんな電圧は DREAK TR-4C からは出ていません。
よってマイクからの出力は DREAK TR-4C には入っていないことになります。

さて、ここで思案中。
MH-14D8 を動かすにはどうにか 5V を供給する必要があります。
手持ちの中で電源不要のダイナミック・マイクでハイ・インピーダンスのマイクは K2 用に買った KENWOOD の MC-60 だけです。
ところがピン配置が全然異なります。(´;ω;`)
Two Tone Generator の出力端子は RCA 端子なので手持ちの 8Pin コネクタに PTT スイッチと一緒に配線すれば繋ぐ事は出来ます。
どっちにしても半田付けは避けて通れないので、どうするか思案中です。
あとの事を考えると、Two Tone Generator を繋ぐケーブルを作りますかね。

それと 14MHz でのキャリア漏れも問題です。
やはり Two Tone Generator のケーブルを作ってリニアリティを見ると同時にキャリア漏れも調べないといけないですね。
なかなか遊べる DREAK TR-4C です。
TR-4C で 7MHz をワッチしていましたが、SSB の受信音はやっぱり良い感じです。
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DREAK TR-4C のマイク・コネクターは特殊だった [HF]

 借用して動作確認をしている DREAK TR-4C に使われているマイク・コネクターが特殊でした。

マニュアルに型番が出ているのですけど、S-230 connector というものです。
4552441.jpg
ググると、ドレークやコリンズで使われている物のようです。
これが、見かけ Φ6.5 の標準ステレオ・プラグのように見えるのですが、微妙に細いのです。
で、Φ6.5 のプラグが入りません。 (;_;)
ネットでググると最安で1個、$8.01 もします。
う~ん、困った。
AF Two Tone Generator から信号が入らないじゃない。
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SSB 送信機の調整と測定 (SSB ハンドブックから) [HF]

 DREAK TR-4C で測るために SSB 送信機の調整と測定について調べてみました。

原典は CQ 出版社発行の SSB ハンドブック(昭和44年12月15日 初版発行 第7版)からです。
項目として
§1-1 SSB の電力測定
 ○ 尖頭電力
  ・飽和出力
    シングルトーンで測定
    キャリヤを入れて測定でも可
    ⇒ DREAK TR-4C では CW で測定済み
  ・混変調積によって制限された出力
    2トーンで測定
    ALC が動作しない範囲で3次歪みが規定値以下の出力を測定する
    これが本来の SSB 尖頭電力
    ⇒ DREAK TR-4C で測ってみるつもり

§1-2 2トーンテスト
 ○ リニアリティの確認
   X字クロスの確認
   クロスオーバ歪みの無い事
   クリップ歪みの無い事
   丸みのあるクリップ(飽和特性がなだらか)
 ○ ALC の動作テスト
   ALC スタートレベルと許容できる ALC レベルの確認

§1-3 ALC 特性のデータ
 ○ 混変調歪み(dB)
   ⇒ スペアナで入力レベルを上げた時の特性悪化を確認する
     ALC スタートレベル(適正入力レベルをどうやって確認する?)
 ○ ALC の過渡現象特性
   ⇒ 今なら LTspice で ALC 回路の伝達関数の過渡応答を調べる?

§1-4 リニアアンプの2トーンテスト
 RF で2信号を入れる
 (今なら2信号を出せる DDS か、中華 DDS の2個使いでテストできる)
 (受信機の近接信号特性測定にも使えるから今度作ってみよう)
 (KPA100 で試してみる?)

§1-5 周波数安定度
 ○ 周波数カウンタ
   VFO のカバー範囲と温度安定度を3点(上端、中央、下端)で測る
   (昔はすごく高価だったけど、今では Amazon でそこそこの物が買えるし、TCXO を使った物を所有)

§1-6 送信機の調整運用
 ○ VFO の直線性
   ⇒ DREAK TR-4C の受信動作の確認で問題はなさそう
 ○ タンク回路の調整法
   パルスチューニング
 ○ 中和回路
 ○ キャリヤバランス
 ○ キャリヤポイント

次は以前に作った FCZ の2トーン・ジェネレータを APB-3 で測って歪というかスプリアスを見てみるつもりです。
旅行から帰ってきてから雑用が多くて、なかなか手が付かない。
契約社員としての仕事もしないといけない....
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「SSB ハンドブック」を手に入れました [HF]

 昔、持っていた「SSB ハンドブック」をまた手に入れました。

これです。
手に入れた理由は DRAKE TR-4C の送信テストをするにあたり、今一度、SSB の送信テストに必要な知識を復習するためです。
SSB_Handbook.jpg
これで勉強しながら Two Tone Generator 単体でのスプリアスも見ておこうと思います。
歪率を調べる機械とかありゃ~良いんですけどね。 最近聞かない測定器ですね。
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DRAKE TR-4C の送信動作確認 (その4、ダミーロードでスプリアス測定) [HF]

 DRAKE TR-4C の送信動作確認、その4です。

今回は 20dB アッテネータを入手したので、ダミーロードを繋いでのスプリアス測定をしてみました。
測ったのは 7MHz と 14MHz です。
まずはアッテネータの特性を見てみました。
1.5GHz に近づくにつれて少し減衰量が減っていますが、良い特性だと思います。
1-att-f.jpg

〔7MHz〕
この前と違って特に問題はなさそうです。 しかし、前回は K2 でモニターしていても近傍に変な信号が送信に合わせて出ていました。 ダミーロードと実際のアンテナとで動作に違いが出るのでしょうか。
3-7M-sig.jpg
帯域外領域に -50bB を超える信号が見えるので新規定では NG ですね。
2-7M-s.jpg
2次の高調波が -44dB あり、3次は見えません。 しかし、新規定の -50dB をクリアしていないのでその点では NG です。
〔14MHz〕
スパンを広く見てしまったのですが、これだけからいうと良さそうに見えます。 ちゃんと見るなら帯域外領域が良く分かるスパンにして見直さないといけませんけど。
4-14M-sig.jpg
こちらも2次の高調波が -42dB あり、3次は見えません。 しかし、新規定の -50dB をクリアしていないのでその点ではやはり NG ですね。
5-14M-sp.jpg

こうしてみると新スプリアス規定は結構厳しいですね。
使うには各バンド毎のフィルターが必要そうです。
ATU を自動調整型のフィルターとしてそれも含めて測ってスプリアスが減らないかなぁと考えてしまいますね。
ちゃんとやるには各バンド毎の BPF を準備して対処するしかないかと。
150W に耐える BPF って大変そうです。

P.S.
ご老体の TR-4C でいろいろとスプリアスを見てきましたが、途中で送受切り替えのリレーがうまく動作しなくなってしまいました。 具体的にはバンド切り替えスイッチと、モード・スイッチ、サイドバンド切り替えスイッチを操作して送受を切り替えるのですが、時々、リレーが反応せずに送信モードに入らない時があります。
動作を良く理解できていないところもあり、深く追うには回路図から追わないと厳しそうです。
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卓上型マイク MC-60 が届いた [HF]

 ヤフオクで卓上型マイクを手に入れました。

これです。
IMG_0587_scr.JPG
KENWOOD の卓上型マイク MC-60 です。
K2 用のマイクとしては MC-43S があったのですが、ドレークの TR-4C に合わせると貧弱に見えます。
そこでここはやはり卓上型のマイクだろうという事でヤフオクでポチッとしてしまいました。
TR-4C に繋ぐには変換ケーブルを作らないといけませんが、それは止めておいて、集合写真だけを残そうかと思います。
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