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K3NG キーヤー I2C レベル変換 (その3) [AKC]

 K3NG キーヤー I2C レベル変換、その3です。

前回、前々回の結果を考えて、ST7032 電圧ブースト回路の仕様を見直してみました。
仕様書では「For voltage booster circuit (VDD-VSS) External capacitor about 0.1u~4.7uf」とあります。
そこで、CAP1P と CAP1N の間のコンデンサ容量を1μF に変更し、基板の 5V 入力に 0.1μF のパスコンを追加しました。
それでも、頻度は減りましたが I2C バスの通信エラー(ST7032 側でのデータ取りこぼし)が発生しています。

今回は USB オシロスコープのプロトコル解析機能を使ってみました。
3.3V 側の波形
I2C_error-2-2.jpg
5V 側の波形
I2C_error-3-2.jpg
やはり、プロトコル解析機能は便利です。アドレスがちゃんと出ているのが分かります。
しかし、なぜか どちらも ACK のところで Low レベルが上がっています。理由が (?_?) です。
ST7032i の問題なのでしょうか。

これは I2C の仕様に書かれているタイミングです。
I2C_timechart_spec.jpg

なぜ、ACK のところで Low レベルが上がるのかが分かりませんが、対策として、電圧ブースターのコンデンサ容量を増やすのと、リンギングを抑えるために 5V 側の I2C ラインにダンピング抵抗を付けてみるつもりです。
5月から牛歩の歩みです。
最悪はこちらの対策で逃げるつもりですが、もう少し試してみます。

前々回
K3NG キーヤー I2C レベル変換
前回
K3NG キーヤー I2C レベル変換 (その2)
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1295MHz の Antenna を比較してみました [VHF/UHF]

 1295MHz の Antenna を比較してみました。

以前に作ったディジタル電界強度計は、使っているデバイスの上限周波数が 500MHz です。しかし、その上の周波数でも感度は悪いですが、検知しています。試しにスマホで通話すると表示する値が上がります。そこで、1295MHz の電波でも反応するか試したところ、表示が変わります。そこで、手元のパッチアンテナ、ヘンテナ、アストラルプレーン・アンテナの3種でその違いを見てみました。
ディジタル電界強度計には、もともと DJ-G7 に付いていたアンテナを取り付け、DJ-G7 には3種類のアンテナをそれぞれつけて、送信し、その時のディジタル電界強度計の値を写真に撮りました。

〔無信号時〕
DSC07977.JPG
〔パッチアンテナで送信時〕
表示する値が少し増えます。
DSC07978.JPG
〔2/3 λ ヘンテナで送信時〕
表示する値がより大きく増えます。
DSC07979.JPG
〔アストラルプレーン・アンテナで送信時〕
何故か、送信しているのに表示する値が小さくなります。
DSC07980.JPG

アストラルプレーン・アンテナは無指向性ですが、2/3 λ ヘンテナは8の字特性、パッチアンテナは単一指向性です。
そのパターンも確認してみました。ヘンテナはビームが前後に出ている事、パッチアンテナはビームが片方にだけ出ている事も確認できました。

能力的には、2/3 λ ヘンテナ、パッチアンテナ、アストラルプレーン・アンテナのような感じでしょうか。アストラルプレーン・アンテナは全方向に輻射されますが、パッチアンテナは片側だけに輻射され、ヘンテナは両サイドに輻射されます。なので、ビームが向いている方向で比べると差が出るのは仕方ないです。しかし、ヘンテナはエレメントが長い分だけ、パッチアンテナより効率よく電波が輻射されている感じです。

お昼に近所の公園で試した時には、前回、お相手していただいた局の信号が前回より明瞭に聞こえました。残念ながらこちらの信号はうまく届かず、交信まではできませんでした。
しかし、大山反射でロールコール局の信号も聞こえており、前回のパッチアンテナよりは良くなっているように思います。
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