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1295MHz Patch Antenna V.2 [VHF/UHF]

 1295MHz Patch Antenna V.2 です。

1295MHz Patch Antenna V.2 を KiCad で設計してみました。
前回との相違点は誘電率を 4.8 にし、給電部のマイクロストリップと SMA コネクタの間に調整用の素子を付けられるランドを追加しました。
3D表示です。
1-PT.jpg
コネクタ部がだいぶ変わったので、まずは板厚 1.6mm で作ってみて、様子を確認しようと思います。
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温故知新 ハムバランサー [Other]

 今度はCQ誌 1965年1月号の「サブレッサグリッド変調送信機の製作」からです。

この記事では送信機終段に直熱管を使っており、そのためヒーター回路にハムバランサーが入っています。
〔ハムバランサー〕
温故知新と書きましたが、今でも直熱三極間アンプはオーディオの世界で現役です。なのでハムバランサーは常識の技術でしょうが、アマチュア無線の送信機終段としては遥か昔の技術となっています。
回路はこれです。
1-SG_ハムバランサー.jpg
直熱管なのでヒーターを交流点火すると放出される電子線が変調されます。それをヒーターをバランス駆動する事で打ち消しています。他の対策としては直流駆動がありますが、部品が増えるのであまり使われません。845 / 211 はオーディオ用として今でも手に入るらしい。いつか真空管送信機を作るまで寝かせておく技術ですね。
〔回路図〕
こちらがサブレッサグリッド変調送信機の回路図です。真空管送信機でのパスコンの入れ方とかが参考になります。電源は倍電圧整流でブリーダ抵抗で分圧してマイク・アンプ、バッファ、終段に供給しています。
2-SG変調送信機.jpg
〔配置図〕
面白いのは電源の平滑回路がトランスの上に実装されています。
3-配置図.jpg
終段はシャーシー内部に横置きされていました。
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USB 充電器 [Other]

 2ポートの USB 充電器が壊れたので、新しく同時に5個まで充電できるものを購入してみました。

50W で QC3.0 対応、5ポート同時使用ができるものです。
N1201SA アンテナ・アナライザーとスマホ、タブレットを同時に充電しています。
DSC07919.JPG
QC3.0 はまだ試していません。対応しているノート PC があるのですが、やはりノート PC では容量が足りません。ハンディ機も USB 電源で充電できると便利なんですが、まだシガーソケットくらいしか対応していません。USB - 12V / 9V の変換ケーブルはあるので、今度、それを試してみようと思います。DC プラグの形状が各社異なるので、その変換は必要ですけど。

買ったのはこれです。

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温故知新 Lazy H アンテナ [Antenna]

 今度は 無線と実験_1958年12月号 から「電気的に指向性を変える、利得は28Mcで4dB Lazy-H アンテナの建て方」です。

このアンテナは2本の垂直ダブレットを1/4λ間隔で立て、同調形フィーダー(梯子フィーダー)で同相、逆相を切り替えて給電します。同相、逆相を切り替える事により、指向性を変えています。
〔アンテナの設置図〕
1-Lazzy_H.jpg
これを建てられる庭が欲しい。
〔アンテナ・パターン〕
2-Lazzy_H.jpg
2方向に切り替えられます。

これで1957年の WWDX Phone で20カントリーと QSO できたそうです。
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温故知新 一点アース(真空管送信機編) [Other]

 今度は一点アース、真空管送信機編です。

今まで一点アースの事は 1-V-1 の配線をするのに書いてきましたが、無線と実験1958年11月号に送信機のレイアウトを説明する中でも書かれています。
ここでは一点アースというより、入出力の信号の流れを一直線にし、不必要な結合を避けるべきと書かれていました。
1-一点アース.jpg
こちらはバリコンの耐圧を稼ぐために直流をカットして使う場合の例で、その際のアースの取り回しを比較して書いてあります。
2-一点アース.jpg
やはり信号は真直ぐに、リターンはその場で返すのが鉄則ですね。
この考え方は今でも王道で、プリント・パターンを考える際にも参考になると思います。
以前、有名測定器メーカーの人に、どうして測定器の奥行きが長いのかと聞いたら、高周波になるほど信号は曲げちゃいけないからという答えが返ってきました。なるほどです。

前に書いたのはこちら。
1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キット 配線を考える
1-V-1高1MT管4球2バンド受信機キットの回路図を書いてみました
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温故知新 1957年の第3の SSB 発生方式 [Other]

 CQ誌 1957年10月号に第3の SSB 発生方式の解説があります。

昭和32年にこれを作るのは大変だったと思いますが、急峻なフィルターを使わず、フェージング方式のような AF での位相特性の合わせこみの大変さを考えると、メリットがあったのかもしれません。
でも、これでもアナログ回路で作るには大変な労力が必要だったのではないかと思います。
3_3rd_SSB.jpg
今なら、DSP を使い、フェージング方式でも、第3の方式でも、高性能なものが作れますが、その大変さからフィルター方式に収斂していったのでしょうね。

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温故知新 0-V-1 製作の要点 [Other]

 CQ誌 1957年10月号、1960年1月号に 0-V-1 の製作記事が出ています。

1957年10月号では安定性確保のためにシャーシーの強度を上げる事を上げていました。1mm 厚のアルミ板で作ったが、3mm 厚のアルミ板、アングルで作りたいと書かれています。バーニアに直結しているので機構的な問題もあるのかもしれません。自在接手を使うなど、ストレスを逃がす工夫が必要のようです。回路は一般的なものですが、電源は別シャーシーで作っています。

1960年1月号ではヒーター配線に工夫をしており、ヒーター中点を出力管のカソードに繋いでいます。電源トランスの1次側にもパスコンで落としており、再生検波段のヒーターにもパスコンを入れています。
2_0-V-1.jpg

両方の筆者とも、この 0-V-1 で100カントリー以上を受信されているのにビックリです。

ちょっと中断してしまっている 1-V-1 を再開して、海外放送やアマチュア無線を聞かなくては。
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温故知新 PRC-6 VHF トランシーバー [Other]

 ローカルのスーパーOMさんから古いCQ誌と無線と実験をお借りできました。

それをパラパラと捲っていたらCQ誌 1960 1月号「お買い物案内」というコーナーがあり、PRC-6 の説明が出ていました。
これはアメリカ陸軍の野戦用通信機で 47Mc(旧表記でいきます)から 55.4Mc までのFM機です。
回路図だけでなく、50Mc アマチュア・バンドでの周波数調整表まで出ています。
皆さん、これを買われてオンエアされていたのでしょうか。
写真を見ると、コンバットでビッグ・モローが Check Mate King 2 とか言っていたのを思い出します。
1_PRC-6.jpg

1960年度パーツシヨウからの紹介では東洋無線のラジケーターが紹介されています。
ラジケーターって、Radio Indicator の略だったんですね。初めて知りました。

それとアシダ音響のイアホーンアダプターの紹介もあります。聴診器みたいなアダプターで、両耳に付けて使うものです。これ、英語の授業で、ソノシートのプレイヤーに繋げて聞いていた記憶があります。懐かしい。
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プリンターを買い替えました [PC]

 プリンターを買い替えました。

プリンターが突然、印字しなくなり、ヘッドクリーニングやメンテナンス・メニューを実行しても改善せず、エラー・メッセージも出ないので、販売店の5年保証も切れたところなので、思い切って更新しました。
新しいプリンターはこれです。
DSC07916.JPG
最近のプリンターはびっくりですね。小さくなっているし、排紙トレイは自動で格納されます。
Wifi 接続も簡単だし、便利になってます。
あと5年、保証が切れるまで動いてほしいです。
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144/430MHz アストラルプレーン・アンテナ [VHF/UHF]

 毎年、9月に地区の防災訓練があり、通信担当として参加してきました。

今年は新型コロナの影響で10月に延期されました。
そこで使うアンテナを考えており、今年は 144 / 430MHz アストラルプレーン・アンテナを作ってみようかと考えています。
今まではハンディ機のホイップ・アンテナを釣り竿マストに付けたり、2バンド八木アンテナをマストに付けて山岳反射で使ってみたりとしてきたのですが、あまり満足が行く結果ではありませんでした。
そこで市販の2バンド・グランドプレーン・アンテナを使ってみようかと考えたのですが、移動用で使えるマストがありません。
その点、この 144 / 430MHz アストラルプレーン・アンテナなら手持ちのマストでも使えそうです。
元ネタはCQ出版の「アマチュア無線のアンテナを作る本[V/UHF編]」に掲載された記事です。
写真はこちら。
144-430アストラルプレーン・アンテナ.jpg
本はこれです。

うまく作れると良いのですが....
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インターネット版官報に475kHzと1.9MHzの電波の型式の一部改正と即日施行が告示 [Operation]

 インターネット版官報に 475kHz と 1.9MHz の電波の型式の一部改正と即日施行が告示されました。

インターネット版官報はこちら。
https://kanpou.npb.go.jp/20200819/20200819g00171/20200819g001710002f.html

これで 1.9MHz で SSB が出せますね。
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1295MHz Patch Antenna のマッチングを考える(その2) [VHF/UHF]

 1295MHz Patch Antenna のマッチングを考える、その2です。

パッチアンテナにマッチング機能を追加するための検討です。
出来上がった(パタンを削って周波数を合わせこんだ)状態で、SWR を下げるための回路を SimSmith を使って検討してみました。

〔シリアルL〕
SimSmith_seri-L.jpg
〔パラレルL〕
SimSmith_para-L.jpg
〔シリアルCoax〕
SimSmith_seri-Coax.jpg
〔パラレルCoax〕
SimSmith_para-Coax.jpg

どの方法を使ってもコネクタの中心導体とパタンの間にジャンパーランドとグランドのランドを設けておけばマッチング用の追加の素子を置けそうです。
次回の基板設計に反映させようと思います。
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1295MHz パッチ・アンテナとアストラルプレーン・アンテナを試す [VHF/UHF]

 1295MHz パッチ・アンテナとアストラルプレーン・アンテナを実際に試してみました。

ローカルのOMさんにお願いして、近くの公園から大山反射で両方のアンテナで交信してみました。
やはり 1200MHz、ほんのちょっと動くとSメーターの振れとノイズレベルが変わります。それぞれのアンテナで良い場所を探して交信しました。
パッチ・アンテナはSが3~5で変動します。アストラルプレーン・アンテナはSが3~4で変動しました。
今回は、アストラルプレーン・アンテナの方がノイズが少なかったです。
これで3つのアンテナが揃ったので、秋になって涼しくなったら山岳移動運用をしてみたいと思います。

今は暑くて機械に可哀そうです。交信最後にはトランシーバー本体の温度が上がり、持っていても熱いくらいになりました。
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Antenna Mast for Portable Operators [Antenna]

 今月(9月)号の QST 誌に表題の記事が載っていました。

最近の登山やハイキングではストックを使います。そのストックを組み合わせてマストにしようという記事です。
キモは3Dプリンターで接合部を作っている事です。
それがこれです。
IMG-1281.jpg
ストックの先端同士を3Dプリンターで作った接合部に嵌め合わせ、それに付けたカラビナからステーを取っています。
全景がこちら。
IMG-1282.jpg

3Dプリンターは持っていないけど、ホームセンターで適当なパイプを探して試してみたいですね。
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1295MHz Patch Antenna を再設計してみました [VHF/UHF]

 調整したパッチアンテナのデータを使って誘電率を求め、その値で 1295MHz Patch Antenna を再設計してみました。

〔誘電率の逆解析〕
調整できたパッチアンテナのサイズを測って、アプリに入力し、共振周波数が合うように誘電率を入れなおしてみました。
誘電率 4.8
Screenshot_20200812-123917.jpg
誘電率 4.86
Screenshot_20200812-122640.jpg
誘電率を 4.4 から 4.86 にした方が実際の周波数に近くなります。
しかし、周波数を高くする調整は出来る事が分かったので、誘電率を 4.8 で設計してみる事にします。
〔再設計結果〕
板厚 1.6mm の場合
Screenshot_20200812-121206.jpg
板厚 2.5mm の場合
Screenshot_20200812-121450.jpg

今回は板厚を変えて2種類のパッチアンテナを作ってみようと思います。
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the QSO Today Virtual Ham Expo を視聴 [Operation]

 ARRL が開催した the QSO Today Virtual Ham Expo をオフラインで視聴しました。

日本時間では真夜中なので、オンラインで視聴しようという気持ちはあったのですが、寝てしまいました。
で、昨日、面白そうなものを視聴してみました。
視聴したのは次の8つと、Elecraft K4 の説明、Flex Radio 等の機器を使った DX の話などでした。
1.Kit Building Techniques For Success - Joseph Eisenberg, K0NEB
講演は U.S. CQ 誌の Kit-Building コーナーを担当している Joe Eisneberg, K0NEB OM。
基本的なところを抑えており、参考になります。
いつもこの格好でハムベンションを歩いているようです。私が参加した時も会場でお見掛けいたしました。
1-kit-0.jpg
エナメル線の皮むきに爪やすりを推奨しています。
1-kit-01.jpg
時間確認とエンターテインメントとしてラジオを推奨しています。これは同じだなと。
1-kit-02.jpg
トロイダルコアを巻く時の注意点で、被覆の剥がし方でライヤーで焼いて、カスを爪やすりで取ると書いてあります。
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いつもは新聞紙を引いて半田付けをするのですが、さすがアメリカ、クッキーシートを推奨しています。
1-kit-08.jpg

2.Mountain Goats and Shack Sloths & Marconi and me A QRP adventure in Italy -Don Minkoff NK6A
Don Minkoff OM による SOTA の簡単な紹介とイタリアにある the Marconi Museum の紹介です。
SOTA の紹介。
2-SOTA-01.jpg
SOTA の提案者と開発者。
2-SOTA-02.jpg
SOTA による Summit の定義。
2-SOTA-032.jpg

3.The History of Heath Company, the G.I. Bill, and Economics of Restoration - Paul Topolski, W1SEX
Paul Topolski OM による Heathkits の歴史紹介とレストアする時の注意点を説明しています。
3-Heathkit-01.jpg

4.PackTenna Portable HF Antennas: Think Like A Backpacker - George Zafaropoulos, KJ6VU
George Zafaropoulos OM による HF 移動運用におけるアンテナ設営の講座です。
バックパッカーとしての視点から語られているので、割と参考になるかと。
End Fed Random Wire って、初めて聞いたように思います。
4-PachTena-03.jpg

4-PachTena-04.jpg
49:1 のトランスが斬新。試してみたくなりました。
4-PachTena-05.jpg

4-PachTena-06.jpg
これ、簡単なので作ってみたいですね。
4-PachTena-07.jpg
これスゴイです。マイクロコントローラーとラッチングリレー、NFC を使ってバンド切り替えを行っています。これでギボシ端子の接続をワイヤレスで実行します。
4-PachTena-08.jpg

5.The Slot Antenna: Undiscovered Country for Most Hams - John Portune, W6NBC
John Portune OM によるスロットアンテナの解説です。
説明にヘンテナも出てきて、ヘンテナは、スケルトンスロットアンテナの一種と説明していました。

6.Simple HF Antennas - Carl Luetzelschwab, K9LA
Carl Luetzelschwab OM によるシンプルな HF アンテナの解説です。
ここに地上高 0.125 λ の半波長ダイポール・アンテナのシミュレーション結果が出ています。アメリカ版OMアンテナのシミュレーション結果ですね。この特性を説明していました。
5-HFTena-01.jpg

7.Salt Water Amplifier: Key To QRP SSB DX - Thomas Robinson, G0SBW
Thomas Robinson OM による海水による DX 通信の効果が説明されています。
ヒアリング能力が悲惨なほどに悪化しており、うまく理解できていません。
6-SoltWater-01.jpg
8.Hollow-State Homebrewing - Grayson Evans, KJ7UM
Grayson Evans OM による真空管の薦めです。
真空管ソケットをマウントする基板の紹介とそれを使ってランド方式(英語での言い方を忘れた)で真空管リグを作る紹介です。
面白いのは、それで Arduino のシールドを作り、組み合わせて動かしていた事です。
7-Thermtron-01.jpg
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1295MHz Patch Antenna の共振周波数調整(3台目) [VHF/UHF]

 パタンの削り方を変えて、3台目を試してみました。

今までは、コネクタ側(インピーダンス・マッチングを取るためのストリップ・ラインがあります)の反対側の長辺を削っていました。これだとマッチング用のストリップ・ラインへの影響が大きいかと考え、両方の短辺側も削ってみました。
〔削った場所の比較〕
左が今回のものです。3辺を削っています。
DSC07904.JPG
〔SWR 特性〕
1295MHz で SWR が 2.0 です。前回よりも 0.25 くらい悪いです。
DSC07900.JPG
範囲を広げてみています。
DSC07901.JPG
1295MHz での値です。
DSC07902.JPG

今回削ってみて分かった事は、短辺側を削ってもあまり周波数が変化せず、長辺側を削った方が大きく共振周波数が変わります。
ただし、アンテナ・アナライザーに触るとかなり変動するので、実際にトランシーバーに付けた時にどうなるかは試してみないと分かりません。
今度、ローカルのクラブでアンテナ製作会があるので、その際に比較してみようと思います。
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1295MHz Patch Antenna のマッチングを考える (マッチング用のコイルを追加) [VHF/UHF]

 SimSmith を使って、今回の 1295MHz Patch Antenna のマッチングを考えてみました。

まず、1295MHz の時のアンテナのインピーダンスです。マッチングは 1295MHz で考えます。
DSC07899.JPG
この値を使って、SimSmith でマッチングを考えた結果がこちらです。
SimSmith.jpg
多分、SimSmith の使い方は合っていると思うのですが、自身がありません。
並列に入れる容量が 50fF なんて誤差ですので無視するとして、直列のインダクタンスが 3.55nH です。
これを調整可能な空芯コイルで作れるかをスマホの RF Tool で検討した結果がこれです。
Air_Core_Inductor.jpg
直径 0.4mm の線を使って、直径 2mm、長さ 3.2mm、2 ターンのコイルを作ると、3.5506nH のコイルが作れるようです。
でも、あまり実用的ではないかもしれません。
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1295MHz Patch Antenna の共振周波数調整(2台目の結果を追加) [VHF/UHF]

 パタンをカットする事で 1295MHz Patch Antenna の共振周波数を調整してみました。

ふと、外周に出来てしまったパタンをカットしたら2つの共振点が1つになるのではと思い、やってみました。
外周のパタンをカットしたところ
DSC07886.JPG
その時の特性
DSC07885.JPG
共振周波数が1つになり、共振周波数が上がっています。
これに気をよくして、内周のパタンを少しだけカットしてみた結果がこちらです。
DSC07888.JPG
共振周波数がさらに上がりました。
もうちょっとパタンを削ったら、こんどは上がりすぎてしまいました。
DSC07891.JPG
これではダメです。
まだ基板は残っているので、もう一つ組んで、試してみようと思います。

2枚目を試してみました。
まあまあの特性になりました。広帯域の電話・電信・画像の範囲では使えそうです。
DSC07895.JPG
出来上がったアンテナです。比較に頂き物のアストラルプレーンを置いてみました。
DSC07897.JPG
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FR-4 の誘電率 [VHF/UHF]

 前回の 1295MHz Patch Antenna の測定結果からスマホ・アプリで格安基板メーカーの FR-4 基板の誘電率をシミュレーションしてみました。

元の計算結果
patch_1200.jpg
誘電率を変えて、周波数が前回測定結果の低い方になる値を探ると
patch_1200_56.jpg
なんと、誘電率が 5.6 になってしまいました。
普通、FR-4 の誘電率は 1GHz で 4.4 程度が一般的な値です。
これは基板の表面にレジストがかかっているので誘電率が上がったのでしょうか。う~ん....

こちらを見ると、レジストの誘電率も考慮に入れないとまずそうです。レジストの誘電率は、3.3 ~ 3.8 程度のようです。
しかし、あまり影響は無さそうに書かれていますので、どう考えたものか....

基板屋さんからまたクーポンが来たので、もう一度、今回予測した誘電率を使い、ちゃんとガーバーデータを作って、パッチアンテナを作ってみようかと思います。
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1295MHz Patch Antenna のバンド幅 [VHF/UHF]

 1295MHz Patch Antenna のバンド幅を考えてみました。

さるOMさんから教えてもらったのですが、ARRL の Antenna Handbook に 23cm 帯パッチアンテナの製作例が載っていました。
この例ではグランドとエレメントの間は空気で比誘電率は約1です。ですので、エレメントなどのサイズは大きくなっています。これはスマホのアプリで誘電率を変えて計算し、確認してみました。
ですが、ARRL 記載のパッチアンテナのバンド幅は 50MHz と書かれています。
今回できたものは次のような感じになっています。
ピークが2つあり
DSC07878.JPG
低い方では SWR が 0.5 下がるところのバンド幅は約 14MHz くらいです。
DSC07882.JPG
同じく、高い方では SWR が 0.5 下がるところのバンド幅は約 18MHz くらいです。
DSC07883.JPG
今回はガーバーの作成でミスがあり、パタンが二重になってしまった結果、ピークが分かれたものになってしまいました。しかし、これがちゃんとしたパタンで、誘電率もちゃんと正しい値が入ればそこそこ使えるアンテナになるかもしれない気がしてきました。
また基板屋さんからクーポンが来たので、ほぼ基板代なしで次の基板が作れます。
作ってみようかという気になってきました。
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Network Radio [Operation]

 今月号の U.S. CQ 誌に Network Radio の記事が出ていました。

紹介されていたシステムは Peanut です。
で、PC や Android のアプリだけでなく、専用ハードウェアもあるようです。
それがこちら
nrsite-tm-7-01.jpg
Radio としては、2G/3G/4G/Bluetooth で繋がります。
他にも同様のシステムが開発されて運用されているようです。
しかし、これをアマチュア無線と呼ぶのでしょうか。
ここまで来ると疑問が....
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1200MHz アストラルプレーン・アンテナを調整してみました [VHF/UHF]

 頂き物の 1200MHz アストラルプレーン・アンテナを少しだけ調整してみました。

その結果がこちらです。
DSC07879.JPG
前回の結果に比べて、SWR 最低点の周波数が上がっています。それに伴って、1295MHz での SWR が 1.315 から 1.277 に変わっています。
これが調整前の特性です。スィープ範囲が 10MHz ほど高いですが、特性の変化が分かります。
DSC07817.JPG

調整は、アストラルプレーン・アンテナの伸びているエレメントをヤスリで削りながら特性を見て、合わせ込みました。とても微妙で、ワイヤーカッターでは調整できません。
1200MHz バンド全体で SWR が下がっており、かなり使えそうな感じです。

因みに、同じスィープ範囲で 2/3 λ ヘンテナを測った結果がこちらです。
DSC07880.JPG
リピーター側で少し SWR が悪いです。そのかわり 1295MHz の呼び出し周波数では良い結果になっています。
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1295MHz Patch Antenna の特性を測ってみました [VHF/UHF]

 1295MHz Patch Antenna の特性を測ってみました。

基板エッジマウント・タイプの SMA コネクタが届いたので、さっそく取り付け、特性を測ってみました。
〔取り付けた様子〕
DSC07877.JPG
〔SWR 特性〕
これが SWR を測った結果です。
DSC07878.JPG
なぜかピークが2つに分かれています。
パタンを見ると
DSC07881.JPG
ガーバーの作り方が良くなかったのかラジエータのパタン外周が2重になっています。これが原因でピークが2つに割れてしまったのではないかと思います。
周波数がズレているのは FR-4 基板の誘電率が見込みとずれている為と思われます。

しかし、特性がこんなにピーキーだとは思いませんでした。
これではちゃんと作っても使えるバンド幅が狭くて、実用的ではありません。
どこかでパッチアンテナのワイド化の話が出てたので、調べてみる事にします。
ワイド化できる方法が無ければ、ちゃんと作れてもちょっと実用は厳しそうです。
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1295MHz Patch Antenna が Fusion PCB から届いた [VHF/UHF]

 今日、予定よりも早く 1295MHz Patch Antenna が Fusion PCB から届きました。

これです。
DSC07874.JPG
明日、基板エッジマウント・タイプの SMA コネクタが届くので、届いたら特性を測ってみるつもりです。
ただ、シルクの上から見るとちょっとパタンがうまく出来ていないようにも見えるので不安ではありますが。

今回はおまけが付いていました。
カラーコード表とワッペンです。
カラーコード表
DSC07876.JPG
ワッペン
DSC07875.JPG
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