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ラジオが壊れました [SWL]

 オークションで手に入れて、FM の聴取に使っていた TFM-110D が壊れました。

症状は、AFC が正常に動作せず、周波数が外れまくります。
合わせ直しても、どんどんズレて行きます。
もともと MW、SW が受信できていなかったり、ロッド・アンテナが壊れていたりするので、部品取りに購入した他の同型ラジオから部品を手当して、直してみようかと思います。
ただ、実装密度が高く、元に戻せるかも難しいので、修理が破壊になる可能性もあります。
まぁ、壊れた時は諦めです。
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中華通販 格安 SDR 基板 [SDR]

 中華通販で格安の SDR 基板があったので、ポチってみた。

届いたのはこれ。
20211120_173508-shr.JPG
価格は日本円で ¥2,516

動かしてみると、動きました。
20211120_173538-shr.JPG

SG から信号を入れると、そこそこ周波数も表示信号レベルも合っています。
う~ん、いろいろ問題はあるけど、基板にコールサインまで入れて作って、販売してしまうところがスゴイなぁ。
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500円 八木アンテナ ラジエーター部の動作 [Antenna]

 前に書いたブログで 500円 八木アンテナに使われているセミフォールデッド・ダイポールの事が出ている本の事を書きました。

「ハムのアンテナ技術」という本を Amazon で買いました

その部分をブログに書いておこうと思って書いていませんでした。
それで備忘録で書いておく事にします。

元の本は、この 日本放送出版協会「ハムのアンテナ技術」です。
2021_11_19 0_41 Office Lens.jpg
古い本ですが、良く書かれています。

① 500円 八木アンテナの給電部にバランが不要な理由

P. 72「折返しアンテナではバランを使わずに、直接同軸ケーブルを接続できます」とあります。
その理由として「先端短絡のλ/4トラップが折り返しアンテナに組み込まれていることになり、折返し導線部分がλ/4トラップの作用をしてバランの役目をする」と書かれています。

② 給電部の構造

P. 125 からは「同軸ケーブルの外部導体すなわち編組線は一般にアース状態にあるものとみなされるので、編組線を中性点に接続し、ケーブルの心線は折返し導線の片側に接続すればよいのです」と書かれています。
これは、まさに 500円 八木アンテナの給電部の構成です。
また、「これを半折返しアンテナと呼んでいる」ともあります。
この図の (b) です。
2021_11_20 0_15 Office Lens.jpg

③ インピーダンス

P. 227 の図では (b)「セミフォールデッド」と書かれており、インピーダンスは 150 Ω です。
2021_11_20 0_16 Office Lens.jpg
八木アンテナの場合、リフレクター、ディレクターが付くと、ラジエーターのインピーダンスが下がります。
そこで、通常の八木アンテナでラジエーターのインピーダンスを 50 Ω の 1/3(50/150)16.7 Ω になるように設計し、ラジエーターを自己平衡作用があるセミフォールデッド・ダイポールに置き換え、50 Ω の同軸ケーブルで接続できるようにしたのが 500円 八木アンテナです。

アンテナのシミュレーションには、モーメント法と FDTD 法があります。
モーメント法による、ワイヤー系のアンテナ・シミュレーター、MMANA などではこの動作のシミュレーションがうまく出来ず、セミフォールデッド・ダイポールのインピーダンスが 150 Ω になりません。これはシミュレーションのモデルが合わないのだと思います。
FDTD 法は、低価格、フリーのシミュレーターがありません。こちらならシミュレーションが出来るのかもしれません。

「ハムのアンテナ技術」は 昭和45年 第1刷の古い本です。
当時、まだ田舎にいました。その頃、アンテナの本は、他に CQ 出版のアマチュア無線ハンドブックかアンテナハンドブックくらいしかなく、この本を買って持っていました。
しかし、大学で東京に出てきたり、会社に入ったりしている間に、いつの間にか失くしていました。
貴重な本なので、大事にしたいと思います。
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