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スペアナで SG の FM / AM 信号を見る [Measuring equipme]

 持っている SG には FM 変調の機能もあるので、スペアナで信号を見てみました。

〔10.7MHz FM 変調〕
変調 Off
b1.jpg
FM 10kHz、1kHz 信号
b2.jpg
10.7MHz を中心に、上下 10kHz に信号があります。

〔455kHz AM 変調〕
変調 Off
a1.jpg
AM 30%、1kHz 信号
a2.jpg
455kHz を中心に、上下 1kHz に信号があります。

10.7MHz 10kHz デビエーションの信号を TFM-110D の部品取り RF / IF 部に入れてみたのですが、うまく復調できません。ローカルの FM 局を受けると、受信できるので、それでレシオ検波回路の出力が大きくなるようにコイルの調整をしました。
本来は SG の信号で調整したかったのですが、配線が外れてしまった事もあり、次回に試してみます。
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【SANCTUS】周波数カウンタ モジュール 6LED 0.1~65MHz の漏れスプリアスを測定 [Measuring equipme]

 以前、ネット通販で買った中華周波数カウンタ モジュールの漏れスプリアスを測ってみました。

ものは以前に書いたこれです。
電源は 006P を使っています。
DSC08746.JPG
RIGOL のスペアナに簡易ピックアップコイルを付けて、測ってみました。
DSC08745.JPG
簡易ピックアップコイルは DE-5000 で測ると、100kHz で 1.362μH、Q が 1.419 でした。
浮遊容量を、仮に 5pF として共振周波数を計算すると、60.99MHz と出てきました。
で、これが漏れスプリアスの測定結果です。
20211020A.jpg
12MHz がマイコンのクロックだと思います。3倍高調波が約 -50dBm で見えています。上の台形状のピークがちょっと気になりますが、まぁ、本題とは関係ないので....

ついでに SG から信号を入れて、入力感度を見てみました。
1MHz を入れて、正常にカウント値を表示し始めるレベルを見ると、-20dBm くらいで安定します。
それ以下では表示が安定しません。

なぜこのような事を測ったかというと、オークションで手に入れた5球スーパーの局発周波数を測って、受信周波数の表示をしたいと考えたからです。その際、カウンターからノイズが漏れないかが気になりました。

このモジュールは IF 周波数をオフセットして表示してくれる機能があります。
それを使って、5球スーパーの SW での受信周波数を確認してみたいと思いました。
また、待受受信も出来るようになるので、付けてみたかったのです。
局発の信号はミキサー 12BE6 のカソードへ行く配線にリード線を絡ませて容量結合で取り出そうかと考えています。入力感度が -20dBm ならカウントできるのではと目論んでいるのですが、こればかりはやってみないと分かりません。
作業する時は、トランスレスなので、間に絶縁トランスを入れる予定で、電源コードを探さないといけません。
古いラジオなので、IF 周波数調整、トラッキング調整が必要でしょうし、電解コンデンサの交換も必要だと思います。でも、そこそこ短波放送を聞けいているので、まずは周波数表示をしてみようと考えました。
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テレダイン・レクロイのデジタル・オシロスコープ入門 [Measuring equipme]

 テレダイン・レクロイ社がデジタル・オシロスコープ入門の冊子と PDF ファイルを公開しています。

冊子は申し込んで無くなり次第、終了だそうです。でも、PDF ファイルは登録すればダウンロード出来ます。
そこで、さっそく登録してダウンロードしてみました。

割とよくまとまっていて、アナログ・オシロスコープとの比較もあり、勉強になりました。
こちらからダウンロードページへ行けます。
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SMD 部品が測れるトランジスターテスター [Measuring equipme]

 中華通販サイトで SMD 部品が測れるトランジスターテスターがあったので、買ってみました。

前にケース付きのトランジスターテスター・キットを購入し、それを作って、使っていました。
ただし、SMD 部品が測れる端子が出ていなかったので、これを買ってみました。
DSC08652.JPG
前のキットでは、スイッチ付きのロータリーエンコーダが操作に使われていましたが、これはプッシュスイッチだけです。
電池を入れて、電源を入れてみたところ、内容的には同じものでした。
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トリオ AG-200 Audio Signal Generator(その2) [Measuring equipme]

 トリオ AG-200 Audio Signal Generator、その2です。

トリオ AG-200 Audio Signal Generator 本来の性能を確認してみました。

トリオ AG-200 Audio Signal Generator の出力を菊水電子 164E AC Voltmeter とデジタル・オシロで測ってみました。

1kHz の信号を出して測っています。
DSC08649.JPG
Vrms で 4V 出ています。
DSC08650.JPG
オシロでは 916Hz、4.08V です。
DSC08651.JPG

周波数は -8.4% とカタログスペックの ±(2% + 2c/s) よりも大きいですが、おそらく1960年代の製造である事を考えると、動くだけでも大したものです。
各レンジで周波数を変えて測ってみましたが、20Hz から 200kHz までちゃんと発振し、レベルもそこそこ出ています。出力のアッテネーターもちゃんと動いていました。
驚いたのは 菊水電子 164E AC Voltmeter がそこそこ正確な表示を示した事です。
取扱説明書では周波数特性が 1MHz までとなっていますが、どうもそこまでは伸びてはいない感じです。でも、測定値はデジタル・オシロの値とほぼ一致しました。これも 1970年代の製造だと思うので、大したものです。

電源トランス、糸掛け式ダイアルの付いたケースとして AG-200 を手に入れましたが、ここまでちゃんと動くと、1-V-1 ラジオに組み替えるのがもったいなくなってきました。
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トリオ AG-200 Audio Signal Generator [Measuring equipme]

 オークションで「トリオ AG-200 Audio Signal Generator」を入手しました。

正面パネルです。
DSC08643.JPG

外側筐体
DSC08630.JPG

ケースの取付ナットが金属板になっています。
DSC08631.JPG
DSC08632.JPG

内部の様子
DSC08638.JPG
DSC08639.JPG

シャーシー 下側
DSC08640.JPG

バリコン
DSC08642.JPG

これを手に入れた理由は SM-5D と似たデザインだからです。
DSC08160.JPG
やはり Ozark Patrol よりこちらの方がデザイン的にマッチします。

内部の部品を交換して、ラジオの製作 1971年12月号 にある3球1-V-2受信機の回路を入れられないかと考えています。
DSC08301-8e130.JPG

回路図はこれです。
DSC08349-8bf82.JPG
バリコンも2連で一緒ですし、球も3球で同じです。で、電源トランスも付いています。

妄想が現実になるかは分かりませんけど。
取り敢えず、固着した電源スイッチは何とか使えるようにはしました。
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測定カテゴリ(過電圧カテゴリ) [Measuring equipme]

 普段馴染みのない測定カテゴリ(過電圧カテゴリ)の説明がありました。

E9y1Go2UUAk9YiR.jpg
これは、株式会社カスタムが販売している デジタルマルチメータ CDM-7000 の取説の一部を抜粋したものです。
テスター、デジタルマルチメーター、クランプメーター、オシロスコープなどそれぞれの測定カテゴリが製品仕様として決められています。
例えば、カスタムのデジタルマルチメータ CDM-7000 では CAT III 600V となっています。
RIGOL のオシロスコープ DS1102Z-E では、CAT I 300V RMS となっています。
つまり、デジタルマルチメータ CDM-7000 は屋内配線や分電盤の電圧測定に使えます。
しかし、オシロスコープ DS1102Z-E では機器内の二次側の電気回路でしか使えません。
正しい測定カテゴリで安全に測定しないといけないですね。
ふと思うと、昔のトランスレス5球スーパーとかは絶縁トランスを噛まさないとオシロで測定できないですね。
ワールドワイド入力電圧対応の AC アダプターも絶縁トランスを噛まさないとオシロで測定できないですね。
う~ん、絶縁トランスは小容量の旅行用しか持っていない。(´;ω;`)
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菊水 AC ボルトメータ 164E 型を入手 [Measuring equipme]

 菊水電子の AC ボルトメータ 164E 型を入手しました。

もともとは真空管式の VTVM でしたが、途中から半導体化されている AC ミリボルトメータです。
デジタル式のテスターは持っており、1mV の分解能はあるのですが、受信機の調整などではやはりメーター式のアナログ表示の方が調整時等には便利です。そこでこれを入手しました。

到着して電源を入れる前に内部を確認してみました。
DSC08614.JPG
DSC08616.JPG
年代物のミリボルトメータの割には綺麗です。
底のメッシュパネルの内側に何か入っています。
DSC08617.JPG
広げたらゴム脚でした。
DSC08618.JPG
何故か、ケースから取り外されていたようです。元のところへ取り付けました。
レンジ切り替えスイッチです。
DSC08619.JPG
綺麗です。
スマホのオーディオ信号発生アプリでサイン波を入れてみます。
DSC08620.JPG
これはオシロでモニターした波形です。
DSC08621.JPG
その時の表示です。
DSC08622.JPG
若干、オシロの表示とずれます。
スマホのヘッドホン端子にケーブルを接続していますから、負荷抵抗を繋いでいません。
その為、表示にズレがあるのかもしれません。
ちゃんとしたオーディオ・オシレータを持っていないので、中華の XR2206 Function Signal Generator Kit を作ったものでサイン波を出して、ディジタル・テスターの表示と比べて見ようと思います。
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30dB 100W アッテネーターを買いました [Measuring equipme]

 送信機の出力スプリアスを測定するために、30dB 100W アッテネーター DC~3GHz を買ってみました。

仕様は
耐電力: 100W
減衰量: 30db
周波数範囲: DC-3GHz / 50Ω
接続: NP - NJ
サイズ: 長さ 14cm、直径 6cm
です。

これを先程の繋げた同軸ケーブルでノーマライズし、間に挿入して、減衰特性を測ってみました。
まず、ノーマライズした画像です。
5 norm.jpg
間に挿入して、減衰特性を測定
6 att.jpg
1.3GHz くらいまでは使えそうです。
これで AILUNCE HS2 の送信スプリアスを直接、スペアナで測定できます。
今まで送信機とダミーロードの間に 20dB カップラーを挿入して HF のスプリアスは測ってきました。しかし、430MHz では使うのが厳しいので、送信出力をアッテネーターで絞り、スペアナの耐入力 Max +20dBm 以下に落として測る予定です。
測る前には、SWR & ワットメーターで、実際のパワーと減衰したあとのパワーを見てみるつもりです。実際には、5W のパワーが 30dB 減衰すると、0.005W なのでパワー計が振れない事の確認にはなりますけど。

〔アッテネーターの外観〕
DSC08612.JPG
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ネットで両端N型(NP-NP 50Ω 1m)同軸ケーブルを買ってみた [Measuring equipme]

 ネットで両端N型(NP-NP 50Ω 1m)同軸ケーブルを2本、買ってみました。

スペアナで特性を測ってみると、
〔1本目〕
1 A.jpg
1.3GHz くらいまでは使えそうです。
〔2本目〕
2 B.jpg
当たり前ですが、同様な特性です。
〔1+2〕
中継コネクタで繋いでみました。
3 ab.jpg
2本分のロスが見えています。


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TM4313 GNSS Disciplined OCXO を Agilent 53181A で測る (EXT 仕様を追記) [Measuring equipme]

 TM4313 GNSS Disciplined OCXO の出力を Agilent 53181A で測ってみました。

Agilent の周波数カウンターでも測ってみました。
Agilent の周波数カウンターは基準発振にオーブンを持っています。

〔TM4313 起動10分後〕
DSC08484.JPG
TM4313 から信号が出始めた直後です。

〔約1時間半後〕
DSC08485.JPG
起動直後に比べて、1.8Hz ほど動いています。

〔約3時間後〕
DSC08486.JPG
1時間半後に比べて、0.1Hz ほど動いています。

この周波数カウンターには外部基準信号の入力端子があるので、入力条件を調べて、TM4313 の出力を入れて使えるようにするつもりです。

(追記)
Agilent 53181A の仕様を見ると
External Time Base Input Specifications
Voltage Range200 mVrms to 10 Vrms
Damage Level10 Vrms
Frequency1 MHz, 5 MHz, and 10 MHz

なので、ケーブルでそのまま繋げられます。SMA-P - BNC-P のケーブルを作ろうと思います。
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TM4313 GNSS Disciplined OCXO を測ってみました [Measuring equipme]

 TM4313 GNSS Disciplined OCXO のスプリアスと波形を測ってみました。

〔波形〕
DS1Z_QuickPrint1.jpg
DC 結合で測定しています。
Vpp で 5.08V 出ています。

〔スプリアス〕
シャック内での基準信号として、サイン波出力を購入しました。
20210604 3.jpg
200MHz までのスプリアスです。特に問題となるような高調波は見あたりません。

20210604 2.jpg
10MHz センターでスパンを 2MHz で見ています。

20210604 1.jpg
こちらはスパンを 20kHz で見ています。

〔内部〕
ネットをググっていたら、中国語のサイトに似たような画像を見つけました。
中身はおそらくこんな感じだろうと思います。
O1CN01Mp9JHd2AWgfq8rqsN_!!3623268211.jpg_400x400Q50s50.jpg_.jpg

小さいし、電源を入れて7~8分で基準信号が出てきますし、OCXO なので安定していると思います。安くて、使い易い基準信号源だと思います。
USB ポートがあるけど、サポート・ソフトも見つからず、宝の持ち腐れになっています。
これでファームウェアのアップデートとか、動作状態をモニターできると良いのですが、情報が皆無です。
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TM4313 GNSS Disciplined OCXO がやってきた [Measuring equipme]

 最近、eBay や Ali で良く見る TM4313 GNSS Disciplined OCXO が届きました。

注文したのはこれです。
GPSDO Disciplined Oscillator GNSS GPS Clock OCXO 10MHz Square / Sine Wave Output

で、届いたのはこれです。
DSC08477.JPG
本体、GNSS アンテナ、AC アダプター、USB ケーブルです。

本体のパネルはこんな感じです。
DSC08478.JPG
DSC08479.JPG

中華通販だけあって、何も説明はありません。

さっそくアンテナを繋いで動かしてみました。
DSC08480.JPG
暫くして GNSS LED が点灯し、TRACK LED が点滅し始めたので、10MHz の出力を周波数カウンターで測ってみました。
DSC08481.JPG
6桁カウンターの表示です。
DSC08483.JPG
10桁カウンターの表示です。

商品ページによれば、長い時間受信した方が精度が上がるようです。
s-l500.jpg

OCXO と GNSS の受信モジュール、制御が付いて、送料込み ¥11,440 は安いと思います。
まぁ、中を見てないので、どんな OCXO が使われているのかは気になりますけど。

次は、スペクトルを見てみます。
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RMEE01 – E24系列 抵抗計を作った [Measuring equipme]

 JH4VAJ OM が配布されている RMEE01 – E24系列 抵抗計を作りました。

〔組み立て〕
I2C LCD モジュールはコネクタに配線を直付けします。そこで、ヒシチューブで絶縁をしておきました。
DSC08454.JPG
基板が出来上がったところ。
DSC08455.JPG

〔動作確認〕
プリント基板でできたケースを組み上げて、動作テストです。
まず、バージョン番号が表示されます。
DSC08456.JPG
次に、電源電圧と測定用電圧が表示されます。
DSC08457.JPG
測定パッドに抵抗を付けると、抵抗値と E24 系列での表示値、E24 系列表示値との差分(差分の抵抗値と%表示)が出ます。
DSC08458.JPG

〔試用〕
たまたま机の近くにあった抵抗を測ってみました。
DSC08459.JPG
DSC08460.JPG
DSC08461.JPG

パッドに載せれば、チップ抵抗も測れます。

テスターで測っても良いのですが、E 系列との誤差が気になる時には便利です。
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RF Active Probe 0.1-1500 MHz にプラスチックのカバーを付けた [Measuring equipme]

 RF Active Probe 0.1-1500 MHz にプラスチックのカバーを付けました。

特性測定用に付けた同軸ケーブルを外し、アース線を付け、プラスチック・カバーを被せました。
DSC08453.JPG

これで回路の中のポイントでもスペアナで測れます。
プローブの先はポゴピンで、測定点に安定して当てられます。
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RF Active Probe 0.1-1500 MHz の特性を測ってみた [Measuring equipme]

 以前、eBay で買った RF Active Probe 0.1-1500 MHz の特性をスペアナで測ってみました。

ものはこれです。FET のソース・フォロワーです。
TG の出力を高インピーダンスのプローブで直接受けるのはまずいので、TG に 10dB ATT を入れて、その出力を同軸ケーブルでプローブの入力端子に接続しています。

その ATT の特性をまず確認しておきます。
ATT をスルーして、ノーマライズをかけ、ATT の特性を測定します。1.5GHz までの間でほぼフラットです。
DSC08448.JPG

次に、プローブをスルーして、ノーマライズをかけ、プローブの特性を測定します。
まぁ、1GHz 程度までがそこそこで、1.5GHz は厳しいですね。
DSC08449.JPG

測定風景です。
DSC08450.JPG
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Time-Domain Reflectometer [Measuring equipme]

 今月号の QST 誌に「Scavenger Time-Domain Reflectometer Coaxial Cable Tester」という記事があります。

基本動作は短いパルス信号を同軸ケーブルに入力し、不良個所からの反射を見て、距離とインピーダンスを判定しています。
これを見て、懐かしくなりました。
大学の学部、院で、TDR に使う、チューナブルなディジタル・フィルターを作って、TDR の測定システムの一部を作っていました。その時に作っていた TDR は、パルス印加式ではなく、マイクロ波を入れて周波数をスキャンし、入力波と反射波とのビート信号がオーディオ帯に落ちてくるのを調べるものでした。当時は FFT など、簡単には計算できない頃だったので、ディジタル・フィルターのクロックを可変し、チューナブルなフィルターを実現して、ビート信号の大きさと周波数を見ていました。

今、手元にある測定器を見ると、3つの機器で TDR が測定できます。
それぞれ FA-VA5、OSA103 mini、NanoVNA です。
これらの機器で、同軸ケーブルの特性インピーダンス、短縮率、長さの測定を JH4VAJ OM が解説されています。それぞれの機器をサポートする PC アプリの助けが必要ですが、簡単、正確に TDR が測れます。
良い時代になったものです。

JH4VAJ OM の記事はこちらです。
同軸ケーブルの特性インピーダンスを測ってみる
同軸ケーブルの短縮率を測定する
同軸ケーブルの短縮率を測る ~ NanoVNAのTDR機能編
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新しいオシロスコープで tinySA の波形を測ってみた  [Measuring equipme]

 新しいオシロスコープで tinySA のジェネレーター信号波形を測ってみました。

tinySA にはシグナル・ジェネレーターの機能もあります。
その波形を測ってみました。出力に自作 10dB アッテネーターを繋ぎ、出力側にプローブを接続して波形を観測しています。
DSC08375.JPG
今回はオシロスコープの印刷機能で JPEG ファイルを出力しました。

〔10MHz〕
DS1Z_QuickPrint1.jpg

〔20MHz〕
DS1Z_QuickPrint2.jpg

〔50MHz〕
DS1Z_QuickPrint3.jpg

〔100MHz〕
DS1Z_QuickPrint4.jpg

〔100MHz FFT〕
DS1Z_QuickPrint5.jpg
サンプル数が少ないせいか、スペクトルが荒いです。

〔20MHz FFT〕
DS1Z_QuickPrint6.jpg

〔10MHz FFT〕
DS1Z_QuickPrint7.jpg
時間軸の時間を長くしてサンプル数を増やしています。
あまり影響していないです。他のデジタル・オシロスコープで FFT 機能を使った場合、サンプル数を増やし、レベルを上げると観測しやすかったのですが、このオシロスコープでは違うようです。
FFT の使いこなしにはもう少し、機能を理解する必要がありそうです。
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新しいオシロスコープで FA-VA5 の波形を測ってみた [Measuring equipme]

 新しいオシロスコープで FA-VA5 のジェネレーター信号波形を測ってみました。

〔10MHz〕
DSC08369.JPG
周波数、周期、デューティー、ピーク電圧の時間を表示させています。

〔20MHz〕
DSC08370.JPG
デューティーが微妙に変わっています。

〔50MHz〕
DSC08371.JPG
波形が方形波からサイン波に近づいています。

〔100MHz〕
DSC08373.JPG
もうサイン波ですね。
FA-VA5 の信号がそうなのか、オシロスコープの帯域が伸びていないのでこう見えるのか。
おそらく100MHz の方形波を見るにはオシロスコープの帯域は少なくともその5倍、500MHz くらいは必要だと思うので、これがこのオシロスコープの限界なのかなと思います。
でも、普段の用途にはこれで十分だと思います。

〔100MHz エイリアジング〕
DSC08374-2.jpg
今度は時間軸をわざと遅くして、エイリアジングを見てみます。
波形は等間隔でサンプリングされて表示されており、周波数は 100MHz が表示されているので、入力周波数が 100MHz である事は分かります。
これで見てもサイン波に近くなっていますね。
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単体オシロスコープを換えました [Measuring equipme]

 デジタル・オシロスコープのディスカウント案内が来たので、単体オシロスコープを入れ替える事にしました。

初め、USB オシロスコープを使っていたのですが、操作性が直感的でないので、単体のデジタル・オシロスコープを購入しました。しかし、シリアル通信の解析機能が付いていなかった為、USB オシロスコープを捨てられずにいたのです。
今回 ディスカウント案内が来たデジタル・オシロスコープは、単体でシリアル通信のデバッグ機能が付いており、他にも多彩な測定機能が付いていたので、入れ替える事にしました。

今回のデジタル・オシロスコープは、プロトコル・トリガ機能も持っており、例えば I2C のアドレスとデータでトリガをかける事もできます。下が、そのメニュー画面です。
DSC08368.JPG
帯域も 100MHz になりました。

43年前、卒論を書くのに研究室で触れた 初めてのオシロスコープがテクトロニクスの 100MHz 4ch のオシロスコープでした。テクトロニクスの 7603 です。このオシロスコープで遅延掃引、遅延トリガを覚えました。
このオシロスコープを使って、バーブラウンの AD コンバータと AMD の乗算器を使ったデジタル・フィルタ回路のデバッグをしていました。その頃から 100MHz のオシロスコープを持つのは憧れで、やっと念願かなったわけです。

購入したのはこのオシロスコープです。

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